セガサターンは、バーチャファイターなどの名作がそろった魅力的なハードです。
しかし発売から30年近くが経ち、ディスクを読み込まないなどのトラブルも増えています。
大切な愛機が動かなくなると悲しいですが、実は簡単な調整で直ることもあります。
今回は、私が実際に行って改善した修理手順を詳しくご紹介します。
ハード概要

- 発売日
1994年11月22日 - メーカー
セガ
セガサターンは、次世代機と呼ばれた32ビットマシンの代表格です。
セガのアーケードゲームが高い再現度で遊べるため、当時から大きな支持を得ていました。
独特の形状のコントローラーや起動音など、今見てもワクワクする要素が詰まったハードです。
ここでは、読み込み不良を起こした本体を復活させるための手順を解説していきます。
公式修理は終了済み

セガサターンは1994年にセガから発売された家庭用ゲーム機で、すでに30年近くが経過しています。
そのため、メーカーによる修理サポートはすでに終了しています。
公式には2007年9月で修理受付が完全に終了しました。
※ Dreamcast、セガサターンなどの弊社製ゲーム機の修理サービスは、2007年9月をもって終了しております。(出典:セガ公式サイト)
今となっては正規ルートでの修理は不可能ですので、修理したい場合は以下の2択になります。
- 業者に依頼して有償で直してもらう。
- 自分で修理する。
ただ、業者に頼むと送料や作業料でコストがかさみます。
費用をかけずに済ませたいなら、まずは自力での修理を検討してみるのが現実的です。
故障時の代表的な症状

私の手元にある複数のセガサターンで、起動しなくなったときに見られた症状は以下のとおりです。
- ゲームCDを入れても「カラカラ」と空回りする音がする。
- 音楽再生画面に切り替わってしまい、ゲームが始まらない。
- たまに起動することもあるが、安定しない。
この画面が表示されている場合は、CD自体は回っているものの、データの読み込みに失敗している状態です。
このようなケースでは、ピックアップレンズの高さが微妙にズレていることが多く、内部の調整ネジで改善できる可能性があります。
必要な工具は1本だけ

修理にあたって準備する道具は、たった1本のプラスドライバーです。
上の写真のように、長さが10cm以上あり、先端が細めのドライバーが望ましいです。
具体的には以下の条件を満たすものがベストです。
- 軸が細くて長いタイプ。(本体裏のネジ穴が深いため)
- 先端サイズが#0または#1。(黄色いネジが小さいため)
100均の工具では届かないこともあるので、家にあるものが短い場合は買い直しを検討してもよいでしょう。
読み込み不良の直し方

ここからは、私が実際に行って改善した修理手順をご紹介します。
やることはシンプルで、「内部の黄色いネジ」をほんの少しだけ回すだけです。
この写真のように、CDドライブの奥にある黄色いネジが、レンズの高さを微調整するためのパーツです。
修理手順は以下のとおりです。
- 本体を裏返して、底面にある5本のネジを外す。
- 上部カバーを外すと、CDドライブ下に黄色いネジが見える。
- 小さめのドライバーで、黄色いネジを「ほんの少し(1~2mm)」右に回す。
ネジはとても繊細です。
回しすぎると逆効果になるので、少しずつ調整することが大切です。
動作確認の手順

調整が終わったら、カバーを仮にかぶせて動作確認を行います。(この時点ではネジ止めせず、仮組みの状態でOKですので安心してください)
ゲームCDを入れて電源を入れ、読み込み音が「ギュッ、ギュッ」と聞こえれば大丈夫です。
このように、ゲームのタイトル画面が表示されれば修理は成功です。
CDが回るだけで何も起きない場合は、次のセクションで再調整を試みます。
改善しない時の調整

調整後もゲームが起動しない場合は、以下のような追加対応が必要です。
この画像のように、もう一度カバーを外して、黄色いネジを少しだけ再調整します。
- 少しずつ、1~2mmずつ「右方向」に回して試す。
- 回しすぎると逆に読み込み精度が悪くなることがあります。
- 起動しないまま何度やっても変化がない場合は、これ以上の調整は難しいです。
この方法で直らない場合は、レンズ自体の故障やモーター不良など、より深刻な原因が考えられます。
その場合は、次の手段として「本体の買い直し」も検討せざるを得ません。
まとめ:格安で愛機を復活

セガサターンの読み込み不良は、ピックアップレンズの調整で直る可能性が高いです。
高価な修理業者に頼む前に、まずは自分で試してみるのがおすすめです。
必要な道具もドライバー1本だけなので、誰でも気軽に挑戦できるのが嬉しいところです。
これでまた懐かしの名作ソフトを存分に楽しめるようになります。
※ セガサターン本体の修理や調整は、すべて自己責任のもとで実施をお願いします。






