ベストショットプロゴルフ(スーファミ)は、1996年6月14日にアスキーから発売されました。
選手を直接操作するのではなく、育成に特化したシステムが特徴のゴルフゲームです。
成長はコツコツ積み重ねた練習の成果によって決まり、試合で勝つためには能力管理や戦略的な練習が欠かせません。
本作は、素質の判定・トレーニング・疲労管理・大学進学・プロ生活まで、長期視点で選手を鍛える必要があります。
この記事では、選手を効率よく育てるための実践的な育成術を紹介します。
選手の素質の見分け方
選手がどのくらいの素質を持っているかは、ゲーム開始直後の高校のコーチのコメントで分かります。
コメントには、下記の種類があります。
- とてつもない才能
- 凄い才能
- かなりいいセンス
- いいセンス
- なかなかのセンス
- 努力すればいい線
他にもあるのかもしれませんが、実際に見たのはこのくらいです。
おそらくですが、上から順に素質が高いと思います。
問題となるのは、どのコメントでどのレベルの選手になれるのかです。
以前「いいセンス」の選手を育てた時は、プロトーナメントの予選通過がやっとでした。
トーナメントプロとして活躍させるには、最低でも「凄い才能」が必要だと思います。
素質の高い選手の作り方
素質の高い選手にめぐり合うには、最初が肝心です。
選手の詳細情報で下記のように選択すると「とてつもない才能」か「凄い才能」のどちらかになります。
- 体型 ⇒ がっしり
- トレーニング ⇒ 背中を鍛える
- 息を吸う時 ⇒ ゆっくり
- 肉を食べる時 ⇒ せっかち
- 歩く時の目線 ⇒ 遠い
- 性格 ⇒ 短気
- アドレス時間 ⇒ 短い
- 足の指先 ⇒ 曲がっている
- 体力・精神力 ⇒ 32・32
ただ、当然ながら全ての組み合わせを試したわけではありません。
なので、組み合わせによってはもっと素質のある選手も作れると思います。
休養は極力させない
選手を早く鍛えるには、練習の回数を増やすのが1番効果的です。
ただ、練習すると疲労やストレスが溜まります。
疲労やストレスが溜まると、体調を崩したりスランプになる確率が上がります。
体調を崩したりスランプになると、試合でのスコアに影響します。
しかし、アマチュア時代は試合も少ないのでそんなことは関係ありません。
なので、選手がいくら疲れていても月・火・水はとにかく練習させます。
基本的に休ませる必要はありません。
疲労の回復方法
選手は、疲労が限界に達すると「風邪を引いた」「手首がしびれる」「寝違えた」など体調不良を訴えてきます。
そのタイミングで「人間ドック」に行かせれば十分です。
「人間ドック」の効果は絶大です。
よほど重症でなければ1回行くだけで体調が良くなり、疲労も劇的に回復します。
重症の時でも、2~3回で回復します。
選手の体調が回復すれば休養メニューから「人間ドック」が消えるので、練習を再開します。
ストレスの回復方法
選手は、練習を続けていると体調不良とは別にストレスが溜まります。
ストレスがある程度溜まると、選手はストレスが溜まったと訴えてきます。
そのタイミングで、温泉に行かせれば十分です。
ストレス解消には、温泉が断トツで効果的です。
ただ、疲労が少し溜まるのが玉に瑕です。
コース経験はキャディーで積ませる
選手にコース経験を積ませるには、通常はそのコースで練習ラウンドさせるしかありません。
しかし、コースは全部で100くらいあります。
全てのコースを練習ラウンドだけでマスターさせるには、莫大な時間がかかります。
それよりも、選手を有名プロのキャディーに行かせる方が圧倒的に効率が良いです。
5回ほど行かせるだけで、どのコースでも経験豊富と言われるほど経験値が上がります。
有名プロからキャディーの依頼が来る条件は、2つあります。
- 学生(高校生または大学生)であること
- 試合である程度の成績を残していること
ド下手な高校時代に試合である程度の成績を残すのは、相当難しいですけどね…。
大学には進学させたい
選手が高校時代に試合である程度の成績を残していれば、大学から推薦入学の誘いが来ます。
そこでどうするかですが、もちろん大学には進学させたいですね。
大学に行った方が、有名プロのキャディーに行けるチャンスが増えます。
どんな選手でも6~8年みっちり鍛えれば、肉体・精神・知力・スイングは素質の上限まで鍛えられます。
しかし、コース経験だけは練習ラウンドで上限まで上げるのはほぼ不可能です。
大学の推薦をもらうには、高校3年生で「全日本高校ジュニア大会」に優勝したいところです。
相当難しいと思いますが…。
大学に進学できなければ、もう有名プロのキャディーをするチャンスは二度と訪れません。
アマチュア時代の練習方法
選手は、週の初めに「パットがしっくり来ない」「バンカーからボールが出ない」など自分の課題を2つ訴えてきます。
その2つは最も伸びしろがあるため、基本的にはその練習をさせればOKです。
ただし、練習ラウンドは効率が悪いのでさせなくても良いです。
1つ注意しなければいけない点は、2ヶ月以上やらなかったメニューは下手になることです。
上記を踏まえた2ヶ月の練習メニューは、下記のようになります。
- 月:肉体、火:精神、水:課題
- 月:知力、火:課題、水:課題
- 月:パッティング、火:課題、水:課題
- 月:ショートゲーム、火:課題、水:課題
- 月:エクスプロージョン、火:フルショット、水:課題
- 月:ドロー、火:課題、水:課題
- 月:インテンショナル、火:課題、水:課題
- 月:スロープ、火:課題、水:課題
このように、課題を克服しながら2ヶ月で全ての練習をローテーションさせます。
休養が必要な場合は、課題のところで休養させるようにします。
プロになってからの練習方法
選手がプロテストに合格してシード権を獲得すると、トーナメントプロになります。
プロトーナメントは3~12月まで毎週実施され、予選落ちしない限り木・金・土・日は試合です。
そのような過酷な日程でアマチュア時代と同じトレーニングをさせていたら、すぐに怪我をしてしまいます。
なので、トーナメントプロになったあとはいかに能力をキープしながら疲れを取るかを考えます。
上記を踏まえた2ヶ月の練習メニューは、下記のようになります。
- 月:針、火:肉体、水:精神
- 月:針、火:針、水:知力
- 月:針、火:針、水:パッティング
- 月:針、火:温泉、水:ショートゲーム
- 月:針、火:エクスプロージョン、水:フルショット
- 月:針、火:針、水:ドロー
- 月:針、火:針、水:インテンショナル
- 月:針、火:温泉、水:スロープ
2ヶ月に1回全ての練習メニューをローテーションさせて、腕が落ちないようにします。
あとは全部休養に充てますが、それでもトーナメントを続けていると疲れが溜まってしまいます。
なので、1ヶ月に1週は試合に出場せずに休養させる方が良いでしょう。
あと、たまにCMのオファーも来ますが疲労とストレスが溜まるため、シーズン中は断った方が安全です。
まとめ:攻略のカギは「練習と管理のバランス」
このゲームで強い選手を作るには、闇雲に練習させるのではなく、体調と成長のバランスを考えてスケジュールを組むことが重要です。
キャディーでの経験積み、大学進学の価値、プロになってからの疲労管理――そのすべてが勝負を左右します。
プレイヤーの采配次第で、選手の未来が大きく変わるのがこのゲーム最大の面白さでした。
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※ 掲載画像は私のプレイ画面を撮影したものであり、著作権は株式会社キッドおよび株式会社アスキーに帰属します。