【エアーマネジメント2の攻略】東京本社でレベルプロを制す方法

エアーマネジメント2(スーファミ)のタイトル画面 スーパーファミコン

エアーマネジメント2(スーファミ)は、1993年4月2日に光栄から発売されました。

ゲームに慣れてきた頃、思い切って「レベルプロ」に挑戦した人も多いと思います。

私もその1人で、最初は東京本社を選んでスタートしました。

でもこのレベルプロ、何も考えずに始めるとあっという間に資金ショート。

意外と路線構築する順番が難しく、最初の一手がとても重要なんですよね。

今回は、そんなレベルプロの東京本社プレーで「何をどう進めれば勝てるのか?」をじっくり解説していきます。

クリアを目指す人の参考になればうれしいです。

シナリオ4のレベルプロでプレー

エアーマネジメント2(スーファミ)の本社東京でシナリオ4のレベル5を選んだ様子

シナリオは4つありますが、今回は新世代のネットワーク(2000~2020年)にします。

レベルはプロです。

ライバル会社は、ニューヨーク、モスクワ、メキシコシティが本社です。

ただ、ライバル会社の本社がどこでもこちらがやることは同じです。

COMは、レベルが上がるほど大都市を本社に選ぶ傾向があります。

事前準備

エアーマネジメント2(スーファミ)のニューヨークに支社を開設する様子

ゲームを開始する前に、決められる方針を全て決めます。

その方が効率よくプレーできます。

航空機を選ぶ

航空機メーカーは、全部で5社ほどあります。

航空機を選ぶポイントは、価格の安さ、座席数、航続距離、燃費のバランスです。

ただ、メーカーによっては本社都市との友好度が高ければ割引価格で売ってくれることもあります。

日本と友好度が高いのはダグラス社で、すべての航空機が2割引きで買えます。

なので、当面はダグラス社の航空機を使うことにします。

ゲーム開始直後のダグラスの航空機は、下記の3機種です。

  • MD100
    価格:3600万ドル
    座席数:200席
    航続距離:7500km
    燃費:86
  • MD11
    価格:1億200万ドル
    座席数:360席
    航続距離:1万2400km
    燃費:60
  • MD12
    価格:1億2000万ドル
    座席数:400席
    航続距離:1万2800km
    燃費:62

MD11とMD12の性能は似ていますが、MD12の方が後発機なのでそちらを使うことにします。

なので、ゲーム開始時に持っているMD11は全て売却します。

ということで、下記の方針で航空機を使います。

  • 都市間の距離が7,500km以下 → MD100
  • 都市間の距離が7,600~12,800km → MD12

MD12でも届かない都市には、路線構築しません。

今後もっと良い機種が出てきたら、そちらに切り替えていきます。

ちなみに、同じ航空機は99機までしか買えません。

支社を決める

次に、支社にする都市を決めます。

支社にする都市を選ぶ優先順位は下記です。

  1. 東京から路線構築できること
  2. 友好度が高いこと
  3. 人口が多く、商業レベル・観光レベルが高いこと

まず、東京からMD12で届くことが大前提です。

次に優先するのは、友好度の高さです。

支社はスロットが大量に必要なので、スロット交渉にかかる時間が短ければ短い方が良いです。

次に、人口が多く、商業レベルと観光レベルの高い都市を選びます。

「支社⇔エリア内」の旅客数は、両方の都市のパラメータで決まります。

支社のパラメータはエリア内の旅客数に大きく影響するので、これも重要です。

それらを考慮した結果、支社にする都市は下記になります。

  • 北アメリカ:ニューヨーク
  • ヨーロッパ:ロンドン
  • オセアニア:シドニー
  • 南アメリカ:メキシコシティ
  • 中東:ニューデリー
  • アフリカ:カイロ

南アメリカはサンパウロにしたかったのですが、MD12でも届かないのであきらめました。

その他は、妥当なところでしょう。

路線を割り振る

このゲームでは、全部で40路線までしか路線構築できません。

なので、どこに何路線構築するか決めておきます。

まず、エリア間の路線が何路線になるのかを確認します。

MD12で届く範囲の「本社⇔支社」「支社⇔支社」の数を調べます。

表1:本社・支社間の距離

ニューヨーク ロンドン シドニー メキシコシティ ニューデリー カイロ
東京 1万800km 9600km 7700km 1万1300km 5900km 9600km
ニューヨーク 5600km 1万6000km 3400km 1万1700km 9000km
ロンドン 1万6900km 8900km 6700km 3500km
シドニー 1万3000km 1万400km 1万4400km
メキシコシティ 1万4700km 1万2400km
ニューデリー 4400km

(出典:筆者調べ)

調べた結果、エリア間の路線は16路線が必要になります。

なので、残りの24路線を各エリアに振り分けます。

24路線を7エリアで割ると、4路線のエリアが3つ、3路線のエリアが4つになります。

大都市の多さで考えると、東南アジア、北アメリカ、ヨーロッパが7都市、オセアニア、南アメリカ、中東が3都市、アフリカが2都市です。

なので、東南アジア、北アメリカ、ヨーロッパを4路線、オセアニア、南アメリカ、中東、アフリカを3路線にします。

エリア内で接続する都市を決める

各エリアの路線数が決まったところで、本社・支社と接続するエリア内の都市を決めていきます。

エリア内の都市を選ぶ優先順位は下記です。

  1. 大都市(本社・支社が作れる都市)であること
  2. 必要な航空機の数が少ないこと
  3. 友好度が高いこと
  4. 人口が多く、商業レベル・観光レベルが高いこと

まずは、大都市であることが最優先です。

エリア間の旅客数が1位であれば、最初から14スロットの交渉ができるので効率良く路線構築ができます。

次に考えるのは、週14便飛ばした時に必要になる航空機の少なさです。

航空機は高いので、なるべく買いたくありません。

航空機の必要数は、都市間の距離で決まります。

表2:都市間の距離と必要な航空機の数

航空機の数 1機 2機 3機 4機 5機 6機 7機 8機
800Km以下 10便 14便
1600km以下 7便 14便
3200km以下 5便 10便 14便
6400km以下 2便 5便 7便 10便 12便 14便
6500km以上 1便 3便 5便 7便 8便 10便 12便 14便

(出典:筆者調べ)

できるだけ、1路線3機以内に抑えたいですね。

次に考えるのは、都市との友好度です。

友好度が高いほどスロット交渉の時間が短くなるので、効率良く路線構築ができます。

最後に考慮するのが、人口の多さと商業レベル・観光レベルの高さです。

当然ながら、低いよりは高い方が良いです。

それらを考慮した結果、エリア内の都市は下記になります。

  • 東南アジア
    ゲーム開始時にスロットを割り振られている都市
  • 北アメリカ
    シカゴ、アトランタ、ワシントン、ダラス
  • ヨーロッパ
    ベルリン、パリ、ローマ、フランクフルト
  • オセアニア
    オークランド、パース、メルボルン
  • 南アメリカ
    ハバナ、サンパウロ、キングストン
  • 中東
    テヘラン、バグダッド、ボンベイ
  • アフリカ
    チュニス、アルジェ、アジスアベバ

例外として、東南アジアはゲーム開始時にスロットを割り振られている都市をそのまま使います。

その方が、路線構築が早くできますからね。

要は、できるだけ少ない航空機で早く路線構築できればそれで良いのです。

必要なスロット数を計算

次に、都市ごとに必要なスロット数を計算しておきます。

必要なスロット数は、単純に路線数×14です。

エリア間の路線とエリア内の路線の合計に14を掛けて計算します。

  • 東京:140スロット
  • ニューヨーク・ロンドン:126スロット
  • ニューデリー・カイロ:112スロット
  • メキシコシティ:98スロット
  • シドニー:70スロット
  • エリア内の都市:14スロット

都市のスロット数には限りがあるので、ここまでは取れないと思います。

ただ、常に限界までは取得しておくようにします。

都市によっては、空きスロットが少なくなると拡張工事をしてくれることがあります。

それに期待しましょう。

プレー開始

エアーマネジメント2(スーファミ)でエリア間の旅客数が表示されている様子

ここまでで、ようやく事前準備が終わりました。

ここからは、プレー開始していきます。

経費を削減する

最初にやることは、経費の削減です。

整備、広告・宣伝、サービスへの投資を最大投資から通常投資に変更します。

これで多少は経費削減できます。

最大投資にしていても墜落する時は墜落するので、あまり意味がありません。

AVG(平均値)を上回っていれば、それでOKです。

路線構築の考え方

路線構築は1つのエリアが終わったら次のエリアへ…というふうに、1つずつエリアを完成させていきます。

エリアを完成させる順番は、単純に儲かる順です。

利益を出しながら路線構築しなければ、資金ショートしてしまいます。

なので、東南アジア → 北アメリカ → ヨーロッパ → オセアニア → 南アメリカ → 中東 → アフリカの順がよいと思います。

各エリアの路線構築については、必ずエリア内→エリア間の順で路線構築します。

その理由は、両方のエリアに路線が全くない状態でエリア間の路線を構築しても客がほとんど乗らないからです。

例えば、東南アジアと北アメリカに路線がない状態で「東京⇔ニューヨーク」の路線を構築してもほとんど客は乗りません。

それもそのはずで、その状態では客は「東京⇔ニューヨーク」にしか行けません。

しかし「東京⇔大阪、札幌、福岡、グアム」を路線構築しておけば、客は東京を経由して、大阪、札幌、福岡、グアムからニューヨークに行けます。

その結果「東京⇔ニューヨーク」の客が増えます。

東南アジアの路線構築(仮)

ここからは、計画通りに路線構築をしていきます。

まず、東南アジアの路線を構築します。

ゲーム開始時に、東京といくつかの都市にスロットが割り振られています。

今回は大阪に11、札幌に12、福岡に9、グアムに4スロットがあるので「東京⇔大阪、札幌、福岡、グアム」で路線構築します。

持っているスロットを全部使います。

エリア内の路線は4つしか構築しないので、5つ以上の都市にスロットが割り振られている場合は使わない都市のスロットを返却しておきます。

スロットは持っているだけで経費がかかるので、わずかですが経費を削減できます。

東京本社⇔エリア間の路線構築

次に、東京⇔エリア間を路線構築します。

まず、ニューヨーク、ロンドン、シドニーでスロット交渉をします。

最初は5スロットの交渉しかできませんが、仕方ありません。

スロットが取得できたら「東京⇔ニューヨーク、ロンドン、シドニー」を週5便で路線構築します。

路線構築したら、すぐに支社を作ります。

支社を作ると、支社でのスロットの交渉期間が短くなりますからね。

支社を作るには3ヶ月かかりますが、その間にエリア間の旅客数が1位になるはずです。

次に、メキシコシティ、ニューデリー、カイロでスロット交渉をします。

エリア間の旅客数が1位なので、14スロットの交渉ができるはずです。

スロットが取得できたら「東京⇔メキシコシティ、ニューデリー、カイロ」を週5便で路線構築します。

路線構築したら、すぐに支社を作っておきます。

エリア間の路線はとりあえず週5便にしておいて、スロットが余ったら便数を増やしていきます。

これで当分の間はエリア間の旅客数1位は安泰ですが、このままゲーム終了まで1位の座を明け渡さないようにします。

本社と支社のスロットは、目標数になるまで取得し続けます。

東南アジアの路線構築(完)

次に、東南アジアの路線構築を終わらせます。

大阪、札幌、福岡、グアムを週14便にするために、残りのスロットを取得します。

スロットが取得できたら「東京⇔大阪、札幌、福岡、グアム」を週14便に変更します。

これで、東南アジアの路線構築は完了です。

次のエリアへ進出します。

北アメリカの路線構築

次は、北アメリカの路線構築をしていきます。

まず、シカゴ、アトランタ、ワシントン、ダラスの順でスロットの交渉をします。

全て大都市なので、14スロットで交渉できるはずです。

スロットが取得できたら「ニューヨーク⇔シカゴ、アトランタ、ワシントン、ダラス」を週14便で路線構築します。

これで、北アメリカの路線構築は完了です。

ニューヨーク支社⇔エリア間の路線構築

次に、ニューヨーク支社とエリア間の路線構築をします。

「ニューヨーク⇔ロンドン、メキシコシティ、ニューデリー、カイロ」を週5便で路線構築します。

これで、さらにエリア間の旅客数は増えます。

以下、同じように続く…

北アメリカの路線構築が終わったら、ヨーロッパの路線構築に移ります。

やり方としては、北アメリカと同じくエリア内→エリア間の順で路線構築していきます。

ヨーロッパが終わったら、オセアニア→南アメリカ→中東→アフリカの順で路線構築していきます。

これで、だいたいの場合はレベルプロでも圧勝できると思います。

まとめ:東京本社でレベルプロを攻略するには

エアーマネジメント2(スーファミ)で東南アジアエリアの旅客数が表示されている様子

東京本社でのプレーは、立地的に有利なようでいて、実はかなりの戦略性が求められます。

航空機の選定、支社都市の選び方、スロット交渉の順番、路線構築の優先度――ひとつひとつの判断が後の展開に大きく影響してきます。

ですが、計画的に進めていけばレベルプロでも問題なくクリア可能です。

自分だけの航空ネットワークを作り上げていく楽しさを、ぜひ味わってみてください。

遊ばないゲーム、そろそろ売っちゃいませんか?

押し入れの奥に眠っているファミコンやスーファミのカセット、もう二度と遊ばないものもありますよね?

私もそういうカセットがあったので、思い切って売ってみたんですが――驚くほどカンタンで、ちょっとしたお小遣いにもなりました。

その体験談と、手続きの流れをわかりやすくまとめています。

👉 押入れのゲーム、まとめて売ったら意外とラクだった話

※ 掲載画像は私のプレイ画面を撮影したものであり、著作権は株式会社コーエーテクモゲームスに帰属します。