任意継続健康保険にしたのは、退職したとき会社に勧められたから。
それだけの理由でした。
再就職の予定はなく、貯金4000万円で実家FIREを決めた私にとって、保険料なんて数千円だろうと軽く考えていたんです。
ところが、初回の納付書を見てびっくり。なんと月額3万5400円。
収入ゼロの無職にはなかなかのパンチ力です。
とはいえ任意継続は2年間は加入できると聞いていたので、とりあえず様子を見ることに。
退職2年目に入って「国保に変えたら安くなるんじゃない?」とふと思い立ち、実際に計算してみることにしました。
今回はその試算結果と比較を紹介します。
任意継続は2年目も同じ金額だった
全国健康保険協会の公式サイトによると、任意継続の保険料は「退職時の標準報酬月額」で固定され、原則2年間は変わりません。
つまり、退職1年目に月額3万5400円だった私の保険料は、退職2年目も同じ金額。
年額で言えば、42万4800円です。
これは高い。
ちなみに、会社員時代の健康保険料は会社が半分負担してくれていました。
給料明細にある金額の2倍が、任意継続の負担額になるわけですね。
- 任意継続は2年目も保険料が変わらない
- 給与明細の健康保険料の2倍が目安
- 年額40万円超えも珍しくない
国民健康保険を自力で試算してみた
ポイントは「前年の所得」で計算されるという点。
つまり、退職1年目の収入が少なければ、2年目の国保はグッと安くなる可能性があります。
私の場合、退職1年目の総所得は111万円。
そこから市民税の基礎控除額43万円を引いて、旧ただし書き所得は68万円。
この金額に医療分・支援分・介護分の所得割率(私の地域では合計約13%)を掛けて計算すると──
- 所得割:68万円 × 13% = 約8万8400円
- 平等割:3万3000円(地域によって異なる)
- 均等割:4万6000円(同様に地域差あり)
年額合計:約16万7400円(月額換算:約1万3950円)
任意継続の42万4800円と比べて、なんと半額以下。
これは大きい。
- 国保は前年の所得ベースで計算される
- 自治体ごとに金額は異なるが、無職だと大幅に安くなるケースも
- 所得・世帯人数・地域で保険料は大きく変わる
どっちが安い?切り替えタイミングの考え方
退職1年目に比べて収入が激減する退職2年目は、国民健康保険の保険料が大きく下がることがあります。
任意継続は保険料が2年間固定。
しかも一括か、6ヶ月ごとにまとめて納付というケースも多く、支払いのタイミングによっては変更しづらいのが実情です。
ただ、国保への切り替えはいつでも可能。
私の場合、4月から国保に切り替えると保険料が激減すると試算できたので、ちょうど年度の切り替わるタイミングを狙って切り替える予定です。
- 国保の方が安くなるなら、4月切り替えが有効
- 任意継続は年途中でも脱退できる
- タイミング次第で年間数万円の差になることも
まとめ:退職2年目の保険料は比較がカギ
任意継続か国民健康保険か──退職後の健康保険料は、選び方とタイミングで大きく差が出ます。
特に2年目は、1年目の所得が減っていれば国保の方が圧倒的に安くなる可能性が高いです。
私の試算でも、なんと半額以下という結果に。
切り替える時期も重要です。
私のように4月から国保に移行すれば、無駄な高額保険料を回避できるかもしれません。
ちなみに、私の場合は──
- 任意継続健康保険:年額42万4800円
- 国民健康保険:年額16万7400円
→ 差額はおよそ25万7400円!
この金額差、見逃すには惜しすぎます。
ぜひ一度、試算してみてください。
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※ 情報は2025年5月時点のものです。制度内容は各公式サイトで最新情報をご確認ください。