【ロボアド】楽天証券の楽ラップの素晴らしさについて詳しく解説

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自分は楽ラップの運用を見てインデックス投資を学びました。

楽ラップとは?

楽ラップは、いわゆるロボアドバイザーというやつですね。

ド素人の私たちに代わって、ロボットが資産運用してくれるというやつです。

何を買えばいいか提案するだけの「アドバイス型」ではなく、自分で買い付けや売却などを全部やってくれる「投資一任型」のロボアドです。

楽天証券の総合口座さえ作れば、申し込めます。

いくらから始められる?

楽ラップは2020年3月22日から、1万円からの投資で始められるようになりました。

自分が始めた頃は最低10万円からのスタートだったので、今はずいぶん敷居が下がっています。

積み立ても可能

楽ラップでは、毎月コツコツ積み立てる「積立投資」も可能です。

毎月1万円からの積み立てが可能で、毎月10日と25日の好きな方を選べるようになっています。

どんな運用コースがある?

投資初心者で何をすればいいのかさっぱり分からないという方でも、最初に16個ほどの質問に答えれば、最適と思われる運用コースを提案してくれます。

少し投資経験のある方で最初から自分で選びたい運用コースがあるという方は、そのコースになるように質問に答えていけばいいんじゃないかと思います。

投資経験があるなら、どういうふうに回答すればどのコースにたどり着くかだいたい分かりますよね…。

楽ラップの運用コースは、次の5つから選べます。

  1. 保守型
    とにかく「慎重派」だという方のための運用コース。
  2. やや保守型
    基本は慎重だけど、攻めの姿勢も忘れない方のための運用コース。
  3. やや積極型
    資産の保全を図りつつ、攻めたい方のための運用コース。
  4. 積極型
    リスクをある程度見込んで収益性を追求したい方のための運用コース。
  5. かなり積極型
    とことん収益性を追求していきたい方のための運用コース。

下に行くほど株式・リートの比率が上がり、リスク・リターンが大きいポートフォリオになっています。

ざっくり言うと、20代は5、30代は4、40代は3、50代は2、60代以降は1を選ぶような感覚でしょうか。

まあこれは人それぞれだと思いますので、説明をよく読んでから自分で選んでください…。

詳しくは下記で調べられます。

下落ショック軽減機能

楽ラップでは下落ショック軽減機能(DRC機能)というものが用意されており、2~5のコースではその機能を付けるかどうかを選択できます。(1は株をあまり持たないのでそもそも必要ない)

これは暴落などで株価が大幅に下がった時に一時的に株式を売って、より安全資産である債券の比率を増やすという機能ですね。

これを付けることで、暴落時の損失を軽減できます。

詳しくは下記に書いてあります。

しかしリスクを減らすということはその分リターンも減らすということなので、どちらがいいかは好みの問題ですね。

個人的には株価が下がった時こそたくさん買って大きく儲けたいと思う性分なので、ハッキリ言って必要ないと思っています。

手数料はどのくらい?

楽ラップの手数料は次の2つのコースから選べます。

  • 固定報酬型
  • 成功報酬併用型

上記の2つの手数料以外に、両コースともファンドの運用管理費用がかかります。

これは投資信託を保有していれば必ずかかるもので、ファンドによってパーセンテージは異なります。

楽ラップでは、運用管理費用は最大年率0.248%となっています。(0.3%以下ならまあまあだと思う)

固定報酬型とは

固定報酬型は楽ラップの投資成績に関係なく、一定の報酬を楽ラップ運用にかかる費用として払います。

投資金額によって変わりますが、一番高くなる1,000万円以下なら0.715%になります。

1,000万円を超える部分については多少安くなります。

詳しくは下記に書いてありますので、ご確認ください。

成功報酬併用型とは?

成功報酬併用型は、固定報酬+成功報酬の形になっています。

固定報酬は一番高い1,000万円以下なら0.605%で固定報酬型より0.11%安くなっていますが、その他に成功報酬として、運用益×5.5%を支払うことになります。

こちらも1,000万円を超える部分については多少安くなります。

詳しくは下記に書いてありますので、ご確認ください。

どちらが得か?

下記のページでは、楽ラップの運用成績が年利約2%を超えると固定報酬型の手数料が安くなると記載されています。

そういうわけで、早速楽ラップの運用成績を調べてみます。

運用開始来のリターンが一番低い「運用コース:1000100」(保守型)でも、運用を開始した2016年7月から2021年3月の4年9ヶ月で騰落率が22.00%となっており、年利に換算すると4.3%以上になっています。

よって今のところ、固定報酬型を選んだ方が手数料は安くなる可能性が高いと言えそうです。

楽ラップがやってくれること

自分は資産の一部を楽ラップで保有しています。

そういうわけで毎月レポートをけっこう細かくチェックしていますが、運用については次のように行っていることが分かります。

ポートフォリオの見直し

楽ラップのポートフォリオの見直しは、3ヶ月に1回行っているようです。

ポートフォリオとは、ざっくり言うと資産配分、購入ファンドのことです。

最近では1月・4月・7月・10月に見直しを実施しています。

実施しているのは、下記の2つです。

  • 組入銘柄の見直し
    購入するファンドの見直しの実施。
  • 構成比率の見直し
    各ファンドの保有割合の見直しの実施。

楽天証券から毎月出るマンスリーレポートをよく見ていないと分かりませんが、毎回若干変更されています。

リバランス

ファンドの構成比率を整えるリバランスについては、月に1回実施しているようです。

どのくらいバランスが崩れた時に実施しているのかは不明ですが、楽ラップ側で崩れたと判断した時に実施するようです。

構成比率の崩れが許容範囲内であると判断した月については、リバランスは実施していません。

売買のタイミング

保有ファンドの売買については、必要に応じて毎月20日~25日くらいの間で順次行っています。

ポートフォリオ変更に伴う売買と、リバランスを同時に行っているようです。

投機的なことはしない

楽ラップでは暴落が起こって株価が明らかに下がっている時でも、ポートフォリオを崩してまで、売買するようなことはしていません

例えば2020年の3月に株価が一時的に急落しましたが、債券を売って安くなった株式を買う、というようなことはしませんでした。

相場を見て、がっぽり儲けを狙うということはしないということですね。

あくまでポートフォリオをかっちり決めて、それを維持するというやり方ですね。

楽ラップの好きなところ

自分は一部資産を楽ラップで運用していますが、楽ラップの好きなところをいくつか書いていきたいと思います。

とにかく楽

楽ラップはお金さえ入れておけば、勝手に運用してくれるので非常に楽です。

自分で投資信託を買うとなると、管理が結構大変です。

買うファンドの選定、購入、売却、リバランスなどを自分でやる必要がありますが、楽ラップではその手間が省けます。

一番素晴らしいのは、自分でポートフォリオを考えなくていいことです。

そもそもポートフォリオの正解などは誰にも分からないのですが、自分でやっているとどうしても欲が出てブレてしまいがちです。

ですがロボアドには一切そういう感情がありませんからね、機械的にバサバサ行きます…。

投資の勉強になる

自分はインデックス投資をやっていますが、楽ラップで勉強したことはたくさんありますね。

一番は資産配分ですが、運用コースごとの資産配分の違いを見ているだけでも大いに勉強になります。

リスクを下げたい時はこっちを下げてこっちを上げる、などの考え方ですね。

あと3ヶ月に1回のポートフォリオの見直しも、自分のポートフォリオの参考になります。

できればもう少し早く前月のマンスリーレポートをリリースしてほしいんですけどね、まあいろいろ事情があるのだと思いますけど…。

しかし楽ラップのポートフォリオや運用を見ていて一番勉強になるのは、「動かざること山の如し」ということですね。

風林火山の山です。

一度決めた方針は、暴落があろうと急騰があろうとあまりコロコロ変えてはいけません。

投資初心者は自分で投資信託を始める前にまず楽ラップで運用を始めて、1年くらいどのように運用しているか観察するのもいいと思います。

ということで、今回は終わりにします。