前回、前々回と少し脇道にそれて迷作ゲームの紹介になってしまいましたけど、今回は気を取り直してファミコン最初期の名作ソフト、「ドンキーコングJR.」のゲーム内容や思い出について書いていきたいと思います。
ファミコンが発売された1983年には、ゲームが全部で9タイトル発売されましたが、実はこのソフトがこの中で一番面白いと思っています。
記事を書く前に久しぶりにプレイしてみましたが、相変わらず面白かったです。
腕前は小学生時代から上がっても下がってもなく、3周目でゲームオーバーとなってしまいましたけどね。
ドンキーコングJR. (FC) 1周クリア動画 – YouTube
ゲーム内容
このゲームはマリオに捕らえられたドンキーコングを息子(?)のドンキーコングJR.となって、助けに行くゲームです。
珍しくというか、このゲームだけというか、任天堂のスーパースターであるマリオが悪役として登場しています。
4面構成になっており、4面をクリアすると鉄骨を留めていた鍵が全て外れ、ドンキーコングが落ちてきて救出成功となります。
ドンキーコングJR.は落ちてくるドンキーコングを両手でしっかり支えていますが、よく潰れないものだと感心します。
また、ドンキーコングと同じ鉄骨の上にいたマリオは落下して、あの世(頭の上に輪っかができているのでおそらく死亡)に行ってしまいます(笑)
でもまたループして1面に戻ると、何事もなかったかのように生き返っていますけどね。
思い出
このゲームは自分は持っていませんでしたが、友人が持っていましたね。
カセットの色は真っ白でした。
ちょうど同じ時期に自分は「ポパイ」を持っており、「ドンキーコング」も別の友人が持っていましたけど、それよりも断然このゲームの方が面白いと思いましたね。
何より羨ましかったのが、このゲームが4面構成だったことですね。
同時期に発売された「ポパイ」や「ドンキーコング」は3面までしかなかったのに対して、このゲームだけ4面ありましたからね。
当時小学生だった自分には、この1面少ないことが、とてつもなく損をしているように感じられました(笑)
友人にこのゲームを貸してほしいと言って断られた時に、腹が立って泣かしてしまったのも今となってはいい思い出です。(向こうにとっては最悪でしょうが)
攻略
小学生の時あまりやり込めていないので、今でもそんなに上手くはないですが、自分が知っている限りのテクを書いていこうと思います。
ツルを昇降する時
このゲームでは、ドンキーコングJR.はツルを両手で1本、または手を広げて左右2本を掴んで昇ったり降りたりできるようになっています。
ツルを昇る時は、両手で1本のツルを掴むより、左右のツルを掴んだ方がスピードが早いです。
左右のツルを掴んで昇るにはものすごい筋力が必要だと思いますが、なぜかそうなっています。
逆にツルを降りる時は、左右のツルを掴むより、両手で1本のツルを掴んだ方が滑るようにして早く降りられます。
そういうわけで、基本的に昇る時はツルを2本掴み、降りる時はツルを1本掴むようにします。
ただ、ツルを2本掴んでいると、その分ワニの攻撃を受けやすくなりますので、その点は注意が必要です。
1面の攻略
島とツルの面。
ツルを昇ったり降りたりしながら右に移動していき、最終的に一番上の鍵までたどり着けばクリアになります。
スナップジョーとかいう洗濯バサミのような形をした赤と青の2種類ワニが、ツルを昇ったり降りたりして邪魔をしてきます。
赤いワニは常に同じところを行ったり来たりしています。
青いワニはマリオからリリースされると、ドンキーコングJR.のいるツルを目掛けてやってきますが、ツルを降りるとそのまま海に落下して行きます。
フルーツが4つツルにぶら下がっており、ワニが降りた後に落とすとやっつけることができます。
面自体の難易度的には普通ですかね。
島の上が安全地帯ですが、青いワニが落ちてきて当たるとミスになりますので、そこだけ注意が必要です。
あと、上から降りてきている1番右端のツルは、青いワニが来れないようになっているので、比較的安全です。
フルーツは大回りするルート上にわざと配置してありますので、何周も進んでワニの数が増えてきたら、あえて落とさずに最短ルートで突っ走るのも有効です。
2面の攻略
2面は画面下が島、画面上が鎖(?)になっており、1面と同じく最終的に一番上の鍵までたどり着けばクリアです。
島の部分はジャンプ台があったり、島や持ち手が移動したりと、アスレチックな構成になっています。
それを乗り越えると今度は鎖を右に移動していくのですが、マリオから放たれる鳥が邪魔をしてきます。
鳥は決まったルートで直線的な動きをしますが、鎖がそんなに長くないので避けるのが難しいです。
フルーツは3つありますが、下手に鳥の上に落とそうとしていると、次に飛んできた鳥にやられますので通過する時に落としおくのが無難です。
鳥はタマゴのようなもの(フンかもしれませんが)を落としていくことがあります。
この面が一番難しく、いつも大体この面でゲームオーバーになります(笑)
2面は画面下のアスレチック部分は敵がいないので、タイミングを図って焦らずゆっくり移動すればOKです。
周回が進むと、動く島がなかなかジャンプ台に近づいてこなくなるので大変ですが、2段ジャンプでルート短縮する方が大回りするより安全です。
上の鎖は一番左の2本と一番右の2本が安全地帯となっているので、そこで待機しながら鳥がどの高さを飛んでくるか、またどの鳥がタマゴ(フン?)を落とすかをじっくり見定めて、どのラインを移動するかを決めます。
この面もフルーツを落としていると危険なので、あえて無視するのも有効です。
3面の攻略
電気の面ですね。
電気をジャンプして交わしたり、くぐり抜けたり、3つあるフルーツを落として消し去ったりなどしながら上の鍵までたどり着けばクリアとなります。
この面は移動距離も少なく、落下して死ぬ心配もないので、難易度はやや低めだと思います。
マリオの邪魔をする電気は、スパークという名前らしいです。
同じ床をグルグル回っているオレンジ色のものと、マリオから放たれる青色の2種類あります。
青色のスパークは天井と壁を伝って下に移動してきますが、落ちてくる前にジッと待機する時もあり、動きが読みづらくなっています。
安全地帯はドンキーコングJR.が昇降するところで、ここは電気が来れないようになっています。
この面は、2段目までは比較的容易に移動できますが、問題は3段目です。
最上段の床を周回しているオレンジ色の電気はものすごくスピードが早いですし、青い電気も天井で待機したり分裂したりするので、ここを通過できるかどうかが勝負になってきます。
何回かに1回、青い電気が素直にスーッと下に流れていくことがあるので、その時を見計らって一気に突っ走るのが良いと思います。
周回が進むと、オレンジ色の電気が1つの床に2個発生したりするので、フルーツで床を回っているオレンジ色の電気を消してしまうのも有効です。
4面の攻略
最終面です。
上の鉄骨の上にドンキーコングとマリオがいるので、画面下にある6個ある鍵を鉄骨に全てはめ込むと解錠されて鉄骨が外れてクリアとなります。
ここでは1面でも出てきた、赤いワニとカラス(ニットピッカー)が邪魔をしてきます。
カラスは数羽連なって、画面上部から左右を移動しながらだんだん降りてきます。
ワニとカラスが同時に来た時は少し大変ですが、他の面よりドンキーコングJR.が自由に動けるので、最初はそんなに難易度は高くありませんが、周回が進むと赤ワニが増えて動きも速くなり、とてつもなく難易度が上がります。
4面は地上が安全地帯になっています。
鍵は全部で6個ありますが、真ん中の4個はツルを2本掴んで昇るようにして、2個ずついっぺんに差し込んでしまいましょう。
そうすれば、本来6回昇り降りが必要なところが4回で済みます。
地上部分が安全地帯となっているため、鍵を差し込んだ後はすぐに地上に降り、ここでゆっくり次の鍵を運ぶタイミングを見計らいます。
とまあこんな感じなんですが、このファミコン初期の名作ゲームもWiiUでプレイできますので、興味のある方はぜひダウンロードしてみて下さい。