今回はファミコン全盛期にアクション系のジャンルを支えたカプコンから発売された「魔界村」と「闘いの挽歌」について、そのゲーム内容と攻略法などを書いていきたいと思います。
「魔界村」ではその難易度の高さに驚かされましたけど、その後に発売された「闘いの挽歌」はカプコンさんが少し反省したのか難易度は低めでした(笑)
魔界村
ゲーム内容
ゲーム内容は主人公アーサーを操作して、さらわれたプリンセスを助けに行く横スクロールのアクションゲームです。
オープニングの、鎧を脱いでパンツ一丁(笑)のアーサーとプリンセスがなぜか墓場でくつろいでいると、サタンがいきなり現れ、あっという間にプリンセスをかっさらっていく演出がカッコいいですね。
アーサーは鎧を着けてプリンセス救出に向かいますが、一度敵に攻撃を受けると鎧が剝がされます。
鎧が剥がされた状態で、再び攻撃を受けるとミスになります。
武器は最初槍を持っていますが、全部で5種類、槍・短剣・たいまつ・斧・十字架があり、それぞれ特長が違います。
武器はどれか1つしか持てませんが、敵が落とす壺に入っていたり、特定の場所を通るなどすれば出現するので、それを取れば武器が入れ替わります。
ステージは全部で7つあり、7ステージ以外は最後にボスが鍵を守っています。
7ステージ目には大ボスの大魔王がいて、そいつを倒せばプリンセス救出…となるはずですが、強制的に最初のスタート地点に戻され、2周目が始まります。
2周目をクリアすれば、真のエンディングとなるようですけどね、自分の腕ではそこまでたどり着けないので確認したことはないですが(笑)
このゲームは激ムズで、自力でクリアするのは相当困難だと思います。
当時2周目をクリアしたという噂が出ると、違うクラスの人でもヒソヒソ話題になっていたほどでした(笑)
思い出
このゲームは面白いとかいう以前に、とにかく激ムズだったという記憶しかありませんね。
同じ横スクロールのアクションゲーム、スーパーマリオブラザーズが発売されたのが1985年の9月で、このゲームが発売されたのが1986年の6月ですか。
当時スーパーマリオブラザースは1-1からワープを使わず、ぶっ通しで8-4までクリアできていたんですけどね、それでもこのゲームは全く歯が立ちませんでした。
1面は何とかクリアできるんですけどね、最初の難関は2面のあの大男の館ですね、あそこを通過するのがもう大変で、大男が固すぎる上にカラスが邪魔過ぎます。
普通の敵なのに、武器10発当てないと倒せないって一体何なんですか?とカプコンさんに聞きたくなるほど、あの館で死にました(笑)
あとはそこら中にいる、レッドアリーマーですね。
あの雑魚キャラとは思えない上空からの急降下で、あっという間に鎧を剝がされてしまいますね。
まあそんなわけで自分はガチで行くと、最高でも4面止まりでしたね。
でもこのゲーム、ステージセレクトがあるんですよね、タイトル画面で右を押しながらBを3回、その後「上BBB左BBB右BBB」を押してスタートすると、ステージが選べます。
それを使って、好きな5面と6面を死ぬほどプレイしましたけど、やっぱり激ムズですね。
攻略
このゲームはとにかく雑魚キャラも多種多様で手強いので、ゲーム中は全く安心できません。
油断していると、すぐに攻撃を当てられます。
ゾンビ
地中から出てきてアーサーの方へ歩いてきます。
いきなりアーサーの足元から湧いて出てくることもあるので、1面の最初からよく鎧を剥がされました(笑)
グリーンモンスター
コイツは動かずにたまに弾を吐いてくるだけの雑魚ですが、2周目になるとアホほど弾を吐いてきますね。
レッドアリーマー
このゲームを激ムズにしている最大の敵です。
武器を当てるといきなり上空に飛び、そこから弾を吐きながら急降下してきます。
裏技として、武器を当ててコイツが画面から消えた時に、画面1個分くらい逃げてから戻るといなくなっている時もありますので、できる時は全て消してしまいましょう(笑)
相手にすると、かなりの確率で1回は攻撃に当たってしまいます。
フライングナイト
1面で上下に波打ちながら飛んでくる敵ですが、1回やり過ごすと引き返してきたりはしません。
3体セットで飛んできますが、たまに地面にめり込むほど下がってくるやつもいて、油断していると当たってしまいます。
ウッディピッグ
空飛ぶ豚みたいな敵ですが、いきなり空中に現れ、水平移動しながらネギみたいな武器を撃ってきます。
横方向だけならいいんですが、真上からもネギを落として来るのでたくさん出てくるとなかなかうっとうしい敵です。
ブルーキラー
直線的な動きですが、たまに角度を変えて飛んでくるのでその時によく当たってしまいます。
プチデビル
いきなり窓からものすごいスピードで急降下してくるので、出る場所を予測しておかないと当たってしまいます。
青カラス
一見雑魚キャラなのですが、飛んでくるスピードも早く、かつ上下に微妙に波打っていて、武器が当たらないこともあるので舐めていると当たってしまいます。
赤カラス
コイツはただ直線的に飛んでくるだけなので雑魚です。
コウモリ
しゃがんでいれば当たらないので雑魚。
タワーモンスター
普段は白くて攻撃が通用しないのですが、アーサーが近づくとデカい弾を吐きながら赤くなります。
その時にこちらの武器を連射して、4発当てて倒します。
動かないので雑魚の部類に入ります。
スケルトン
普段は地中に身を隠していますが、アーサーが近づくと、ピョンピョン跳ねて追いかけてきます。
隠れていると言っても頭が見えていてバレバレなので、跳ねる前に倒してしまいましょう(笑)
大男
動きは遅いですが、アーサーを見つけると上の階にいる時はデカい弾を落とし、同じ階にいる時は近づいてきます。
とにかく固く、10回武器を当てないと倒せません。
自分はコイツと戦う時は、武器を当てた回数を数えながら攻撃していました(笑)
一角獣
ボスキャラの一人です。
巨体に似合わず、ものすごい跳躍力でピョンピョン跳ねながら、いきなり突進してきたりします。
でもそれだけなので、1対1ならそんなに倒すのは難しくないかも。
ドラゴン
かっこいい龍のようなボスキャラです。
アーサーが近づくと長い胴体で上空を舞い、弾を吐きながらアーサー目掛けて降下してきたりします。
避けられない時もあるため、鎧を着けた状態で戦いに臨みたい敵です。
頭を攻撃しないと倒せませんが、胴体を攻撃すると胴体が消えてドンドン短くなっていくため、最後には頭だけになり、その姿は笑えます(笑)
サタン
ゲームの最初にプリンセスをさらっていく、体は赤く、白いマントを羽織った目が吊り上がっているボスキャラです。
ゆっくりと動くデカい手裏剣のような弾を吐きます。
マントに隠れている時は攻撃が効かず、槍と斧の攻撃も効きません。
左右に移動しながら攻撃してきますが、移動自体は比較的ゆっくりなので、1対1なら倒すのはそんなに難しくないかも。
大魔王
最後のボス。
頭と腹に顔があり、火の玉を吐いてきますが、それを避けながら頭に十字架を10発ぶち込めば倒せます。
ここまでたどり着ける腕があるなら、もう楽勝でしょう。
というわけで敵キャラを紹介しただけで何の攻略にもなっていません(笑)が、この激ムズゲーム、今はWiiUでも遊べるみたいなので、腕に自信のある方はぜひやってみて下さい!
闘いの挽歌
ゲーム内容
リュウという主人公を操作して、剣王を倒す横スクロールのアクションゲームです。
最初は盾と剣を持っていますが、敵が投げてくる爆弾みたいなものを防ぐと、盾と剣を剥がされて、丸腰になります。
魔界村のように丸腰で敵に当たってもすぐに死ぬというわけではなく、体力ゲージが空になると死ぬシステムです。
ステージは全部で6つあります。
全体の世界観的には、廃墟のような殺伐とした街並みから敵のファッションまで何となく「北斗の拳」の世紀末を彷彿とさせ、そこら中から「ヒャッハー」という声が聞こえてきそうな感じです(笑)
ステージの中盤と最後にいわゆるボスキャラがいて、そいつを倒すと次のステージに進めます。
当時のファミコンのゲームとしては、キャラが大きく描かれていて画面が見やすいのが特徴です。
ステージクリアした時の音楽と、剣王を倒してエンディングロールが流れている時の音楽がなかなか渋くていいですね。
エンディングでは、ボスキャラの紹介などもあり、とにかくカッコいいです。
思い出
闘いの挽歌が発売されたのが、1986年の12月ですか。
魔界村より半年遅れですが、またまた兄弟が買ってきました。
魔界村と同じカプコンの横スクロールのアクションゲームということで、「また激ムズのゲームなんだろうな、あんまりやりたくない」と思って、最初は横で兄弟のプレイを見ていましたね。
すると攻略本を見ながらでしたが、あれよあれよという感じでドンドン進み、兄弟揃って1日でゲームクリアしてしまいました(笑)
この魔界村との難易度の違いに唖然としましたね。
攻略
このゲームは盾で攻撃を防げるようになっているのですが、この盾が最強で、実は剣以上に攻撃に役立ちます。
盾は前に構えることも上に構えることもできますので、ジャンプしている敵などは、盾を上に構えていれば、勝手に盾に当たってくれ、剣と同じダメージを受けてやられてくれます(笑)
あとはマンホールの中にある隠し部屋などにある、パワーアップアイテムをしっかり取っていくことですね。
特に重要なのは攻撃力が上がる「P」マークのアイテムで、これを取るとボスキャラでも数回の攻撃で倒せるようになるので、後の戦いが非常に楽になります。
行く手を阻む雑魚キャラは、主にこん棒を持って近寄ってくる灰色のやつと、ナイフと爆弾のようなものを投げてくるオレンジ色のやつですが、ガンガン進めばそんなにダメージは受けません。
このコンビは、何となくこれより1年以上前に発売された「スパルタンX」のつかみ男とナイフ投げのコンビに似ています。
ボスキャラはリュウと同じように体力ゲージがあり、それを空にするまで倒せません。
でも攻撃パターンがある程度決まっているので、攻撃に注意しながら近づいていき、剣で何回か斬りつければ倒せますね。
相手がトロ―ジャンでも剣王でも同じです。
ゲームクリアもそんなに難しくないでしょう。
このゲームもWiiUで遊べますので、興味のある方はダウンロードしてみて下さい!