ハローワークで簡単にできる求職活動①(職業相談・職業訓練説明会)

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自分は先日15年ほど勤めた会社を辞めました。

辞めた理由はいくつもありますが、1番の理由は大嫌いなヤツが上司になったからです。

死ぬほど嫌いなヤツの命令で動くほどストレスが溜まることはありませんからね。

今から思えば、会社を辞める時は退職代行サービスを使うべきでした。

退職代行サービスには「退職代行ガーディアン」「退職110番」「男の退職代行」などがあります。

自分は辞めると伝えてから2ヶ月引っ張られましたが、退職代行ならすぐ辞められそうですから。

それはいいとして、会社を辞めたら当然ながら給料がなくなります。

失業保険をもらわなければ生きていけません。

そんなものはハローワークで手続きすれば、すぐにもらえるものだと思っていましたが…。

そんなに甘くはありませんでした。

ということで、今回はハローワークで簡単にできる求職活動①(職業相談・職業訓練説明会)を書いていきます。

失業保険についておさらい

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ハローワークで失業保険を申請しても、すぐに受給できるわけではありません。

受給できる金額と期間

1日に受給できる金額は、過去半年の賃金のおよそ50%~80%になります。

ただし、もらえる金額の上限は年齢によって変わります。

年齢上限額
30歳未満6835円
30歳以上45歳未満7595円
45歳以上60歳未満8355円
60歳以上65歳未満7177円

※令和4年8月1日現在

失業保険を受給できる期間は90日~150日となっています。

被保険者であった期間
10年未満10年以上20年未満20年以上
90日120日150日

被保険者であった期間(まともな会社なら勤続年数)によって変わります。

50歳で20年以上働いていた人は「8355円×150日」で125万3250円が上限になります。

自己都合退職の受給開始は3ヶ月後

しかし、失業保険は申請すればすぐにもらえるわけではありません。

申請してから7日間は待機期間となります。

さらに自己都合退職の場合は3ヶ月の給付制限があります。

なので、受給開始は申請してから3ヶ月以上先になります。

会社都合でクビになった場合は給付制限がないようですけどね。

そういうわけなので、会社を辞めたい人は少し貯金しておいた方が良さそうです。

その後、ルールが変わりました。

現在は、自己都合退職でも5年間のうち2回までは2ヶ月の給付制限になりました。

ハローワークインターネットサービス – よくあるご質問(雇用保険について)

自己の責めに帰すべき重大な理由によって解雇された(いわゆる重責解雇)場合及び令和2年10月1日より前に正当な理由なく自己都合により退職した場合は、待期期間終了後、更に3か月間の給付制限があります。
なお、令和2年10月1日以降に離職された方は、正当な理由がない自己都合により退職した場合であっても、5年間のうち2回までは給付制限期間が2か月となります。

5年間のうちに何回も会社を辞めたくはありませんが…。

失業保険受給の条件

失業保険は3ヶ月待てば自動的にもらえるわけではありません。

受給するには、4週間ごとにハローワークで失業の認定をしてもらう必要があります。

認定されれば4週間分の失業保険を受給できます。

認定されなければ1円ももらえません。(受給日数は減らないが先延ばしになる)

その認定される条件というのが非常に面倒くさいものなのです。

認定されるには2回の求職活動が必須となっています。

求職活動とは次のようなものです。

  • 職業相談
  • セミナー受講
  • 会社に面接に行く

要は次の仕事を探せということですね。

自分は次の仕事など探す気はありませんでしたが、こうなっては仕方ありません。

もらえるものはもらっておきたいので、求職活動とやらをやってみることにしました。

求職活動をやってみた感想

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求職活動をやってみることにしましたが、何をやっていいのかサッパリ分かりません。

とりあえず最初はハローワークで職業相談してみることにしました。

ハローワークで職業相談

職業相談する時は、ハローワークの受付で申込します。

予約は必要ありません。

持っていくものは失業認定申告書と雇用保険受給資格者証だけでOKです。

窓口は複数あり、順番が来ると自分の受付番号と担当窓口がアナウンスされます。

何を聞けばいいのかよく分からないので、とりあえず適当に質問してみることにします。

自分

よろしくお願いします。
前と同じ職種で何かいい求人ありませんか?

担当者

ではちょっとリストを印刷してみます。

(印刷が終わるのをボーっと待つ)

担当者

○○で絞った一覧のリストです。

(50社くらい載っているリストを渡される)

自分

こんなに多いとどれにしようか迷いますね…。

(もっと条件を絞れば良かったと後悔する)

自分

…これとこれの詳細情報を印刷してください。

担当者

分かりました、少々お待ちください。

(印刷が終わるのをボーっと待つ)

担当者

あ!

自分

どうしました?

担当者

今選ばれた求人は年齢オーバーでした。

自分

そうですか、じゃあ他のを探してみます。

(リストが多すぎて見るのも疲れてくる)

自分

…ゆっくり考えたいので持ち帰って検討していいですか?

担当者

分かりました、お疲れさまでした。

最後に求職活動実績となるハンコを押してくれて終わりです。

所要時間は5分~10分と言ったところですね。

担当者は優しそうなおじいさんでしたが、パソコン操作が少々苦手な感じがしました。

職業相談してみた感想は「思っていたよりずっと簡単」です。

職業相談というからには、もっと真剣に相談しなければいけないのかと思っていましたが…。

何を聞いてもOKというような感じでした。

おそらく自分のように求職活動実績目当てで来る人も多いのでしょう。

おじいさんの対応を見ていてそう思いました。

職業相談の相談例

自分が使えると思う相談内容は下記になります。

  • ○○駅の近くで働きたいのですが…
  • ○○の職種で働きたいのですが…
  • 家庭の事情で残業できないのですが…
  • マイカー通勤したいのですが…
  • 親の介護で1日6時間しか働けないのですが…

こんな感じですね。

何か条件を出して「いい求人はありませんか?」と聞くのがポイントです。

すると担当者は、条件に合った求人のリストを印刷してくれます。

ハローワークには自分で印刷できるパソコンもありますが、担当者は「自分で印刷しろ」とは言いません。

ハローワークに来る人の中にはパソコン操作が苦手な人もたくさんいますからね。

リストをもらったら「家でゆっくり検討してみます」と言えばOKです。

担当者もダメとは言えないので、ハンコをポンと押してくれて終了です。

職業訓練説明会に参加

職業相談の次にやってみたのは、職業訓練説明会への参加です。

スケジュールを調べてハローワークの受付で予約します。

予備知識もなしに参加しましたが、内容は職業訓練学校のプレゼンですね。

要は職業訓練学校が生徒募集に来ているわけで、参加者は彼らのお客様になります。

職業訓練説明会の流れは次のような感じです。

  1. 事前説明(10分)
  2. 職業訓練とは?(30分)
  3. 訓練学校のプレゼン(70分)

訓練学校が複数あるので時間は少し長いですが、座って説明を聞いているだけなので楽ちんです。

他人と話すのが苦手な人は、職業相談するよりこちらの方がいいかもしれませんね。

職業訓練説明会の注意点は下記のようなところです。

  • スケジュールは自分で調べなければいけない
  • 予約しなければいけない
  • 定員に達した時点で締め切られる
  • 遅刻厳禁

どれも当たり前のことばかりですけどね。

効率良く求職活動実績を作る方法

普通に考えれば、認定日と認定日の間にハローワークに行く回数は2回です。

求職活動で職業相談やセミナー参加しなければいけませんからね。

しかし、認定日にも求職活動することは可能です。

なので、ハローワークへ行ったついでに認定日は職業相談してから帰りましょう。

認定日の求職活動は次回の求職活動としてカウントされます。

そうすることで、あと1回の求職活動で済むというわけです。

次の認定日までに、職業訓練説明会でも職業相談でも好きな方で実績を作りましょう。

まとめ

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今回は、ハローワークで簡単にできる求職活動①(職業相談・職業訓練説明会)を書きました。

ざっくりまとめると次のようになります。

  • 失業保険についておさらい
    受給できる金額と期間:1日に受給できる金額は、過去半年の賃金のおよそ50%~80%。
    もらえる金額の上限は年齢によって変わります。
    受給できる期間は90日~150日。
    被保険者であった期間(まともな会社なら勤続年数)によって変わります。
    自己都合退職の受給開始は3ヶ月後:申請してから7日間は待機期間。
    さらに自己都合退職の場合は3ヶ月の給付制限があります。
    現在は、自己都合退職でも5年間のうち2回までは2ヶ月の給付制限。
    失業保険受給の条件:4週間ごとにハローワークで失業の認定をしてもらう必要があります。
    認定されれば4週間分の失業保険を受給できます。
    認定されるには2回の求職活動が必須。
  • 求職活動をやってみた感想
    ハローワークで職業相談:ハローワークの受付で申込。
    持っていくものは失業認定申告書と雇用保険受給資格者証だけでOK。
    所要時間は5分~10分。
    職業相談してみた感想は「思っていたよりずっと簡単」。
    何を聞いてもOKというような感じ。
    職業相談の相談例:何か条件を出して「いい求人はありませんか?」と聞くのがポイント。
    リストをもらったら「家でゆっくり検討してみます」と言えばOK。
    職業訓練説明会に参加:内容は職業訓練学校のプレゼン。
    座って説明を聞いているだけなので楽ちん。
    職業訓練説明会の注意点は下記。
    ・スケジュールは自分で調べなければいけない
    ・予約しなければいけない
    ・定員に達した時点で締め切られる
    ・遅刻厳禁
    効率良く求職活動実績を作る方法:認定日は職業相談してから帰りましょう。
    認定日の求職活動は次回の求職活動としてカウントされます。
    そうすることで、あと1回の求職活動で済む。

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ということで、今回は終わりにします。