今回はスーファミで1994年に発売された「いただきストリート2 〜ネオンサインはバラ色に〜」について、ゲーム内容と攻略法を書いていきたいと思います。
このゲームはモノポリーに似ているとのことですが、自分はモノポリーはやったことがないので、その辺はよく分からないですね。
ゲーム内容
4人ですごろくをして、目標金額を誰が一番先に貯められるかを競うゲームです。
銀行からスタートして、目標金額を貯めて銀行に戻ればゴールです。
1~4人までプレイできますが、足りない人数分はコンピューターが相手になります。
マップは全部で15用意されており、マップによって攻略方法が若干変わったりもします。
各マップにはいくつかのエリアがあり、それぞれのエリアにはお店が4~6個ほどあります。
お店がなくて、空き地となっているマップもいくつかあります。
プレイヤーは順番にサイコロを振って、出た目の数だけ進みます。
お店
お店の価格は高い店もあれば、安いお店もあり、それぞれ違います。
お店に止まると、誰も所有していなければ買うことができ、誰かのお店なら決められた買い物料を払います。
買い物料はお店の価格によって変わり、高いお店ほど買い物料も高くなります。
無理やりお店の価格の5倍のお金を払って、強制的にお店を買い取ることもできます。(5倍買い)
自分のお店に止まると、自分の所有しているお店に増資ができます。
増資をするとその分お店の価格が上がり、それにともない買い物料もアップします。(株価も上がる)
同一エリアにお店が増えるほど、買い物料や増資上限が増えて有利になります。
条件が合えば、他のプレイヤーとお店を交換することも可能です。
サラリー
各マップにはスペード、ダイヤ、クローバー、ハートのマークのマスがあり、4つのマークを全て集めて銀行に行くと、サラリー(給料)がもらえます。
サラリーは、基本給、周回するごとに上がっていく能力給、自分の資産価格の10%分の資産手当、これら3つを合わせた金額をもらえます。
チャンスカード
各マップのスペードやダイヤなどのマスや、「?」のマスに止まると、チャンスカードをめくることができます。
チャンスカードは00~99まであり、それぞれ書いてある内容が違います。
いきなりサラリーをもらえることもあれば、自分のお店の価格が13%下がったりすることもあるなど、良いカードもあれば悪いカードもあります。
縦・横・斜めのラインを4枚以上揃えることによって、わずかですがボーナスがもらえます。
株式運用
このゲームでは、エリアごとに株が買えます。
株を所有していると、誰かがお店に止まって買い物料を払った場合、その買い物料の最大20%の配当がもらえます。
複数のプレイヤーが同じ株を所有している場合は、株の比率によって配当が分配されます。
あとはお店に増資すると当然株価が上がるので、増資の前に大量の株(一度に最大99株)を購入しておけばガバガバ儲かります。
しかし、10株以上売られると株価は下がってしまいます。
コンピューターのプレイヤー
コンピューターのプレイヤーは15人おり、それぞれ強さや個性が違います。
しんじ、あやか、たけまる、シェリー
この辺は最弱のDランクのプレイヤーです。
それぞれ多少個性は違うのでしょうが、弱すぎてどう個性が違うのかがイマイチよく分かりません(笑)
プレイの特徴としては、行き当たりばったりに止まったところのお店を買って、増資しまくって買い物料に期待しながら周回を重ねる、といった感じでしょうか。
株の有効活用はほとんどしません。
こうへい、まゆ、このみ、ゆうこ
この4人はCランクです。
Dランクに比べると多少は株を上手く使うかなという感じですが、それほど怖くはないですね。
このみだけは同一エリアのお店の買い占めが好きなようで、サラリーを犠牲にしてでも同じエリアをグルグル回りますね。
それがハマれば手強いですが、だいたいは資金不足に陥りお店を手放しているような…(笑)
せいじ、へいすけ、きょうこ
Bランクです。
この辺になるとやや個性も出てきて、せいじは強引、へいすけときょうこは堅実な印象です。
株がない時や株の相乗りをされている時は増資をやめたり、資金ができてくると5倍買いなどもやってくるようになります。
かずみ
このゲーム最強のAランクの一人で、イケイケのお姉さん。
何回も対戦しましたが、容姿に似合わずそんなに過激な行動はなく、株をしっかり買ってから増資、株の相乗りもする、資金があれば5倍買い、周回もする、という感じでオーソドックスな印象です。
1位のプレイヤーが大量に持っている株を買って、10株売りで株価を下げてきたりもします。
かおるこ
こちらもAランクのお嬢様。
株式運用が特徴的で、自分のお店があっても他人が増資しそうなエリアの株を買って相乗りしてきたりします。
でもそういう時は増資を控えるプレイヤーも多いため、結局じり貧になっていくことも多いような…。
もちろん10株売りで株価を下げてきたりもします。
あんまり強さは感じないですね。
なつひこ
見た目が見るからにオタクなAランクです。
とにかくイヤらしいプレイをするのが特徴で、5倍買い、株の相乗り、10株売り、とこちらがやられたくないことをネチネチやってきます。
ひろゆき
大学院生のAランクで、自分が一番強いと思うプレイヤー。
お店の交換交渉が特徴的で、必ずと言っていいほどこちらに2倍の価格を要求してきます。
あとはもう5倍買い、株の相乗り、10株売りなど、全ての技を駆使して戦ってきます。
思い出
このゲームは1994年の発売ですか。
あのドラクエで有名な堀井雄二さんの作品ですね。
堀井雄二さんはドラクエシリーズはもちろん、アドベンチャーの「ポートピア連続殺人事件」、「北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ」など、いいゲームを作ってますよね。
このゲームもめちゃめちゃ面白くて、通算で何回プレイしたか覚えていないくらいですね。
このゲームは記録が残せるんですが、記録がバグるくらいやり込みましたね(笑)
家族とも1回一緒にやったことがありますけど、自分がセコイ技を駆使してお金を増やしていくので途中でケンカになってやめました(笑)
上手い人はコンピューター相手にやっていた方が平和です。
攻略
序盤
最初はサイコロで止まったお店を買いつつ、サラリー狙いで周回を重ねていきます。
資金ショートが怖いので、選べる時は安いお店の方を優先して買います。
資金が足りなくなって、お店が買えない時はあきらめます。
マークを集めて銀行に戻り、最初のサラリーでお金が入ったら、自分の増資限度額が一番大きいエリアの株をありったけ買います。
ただし、銀行を通過して誰かのお店に買い物料を払わなければいけない場合や、お店が買える場合は、その分のお金はキャッシュで残しておきます。(多く株を買うと手数料が高くなるため)
そしてそのエリアの増資が終わったら、その株は5株残して売ります。
そしてまた銀行で次の増資限度額の大きいエリアの株を買って、また増資、5株残し…を繰り返します。
誰かが無理をして資金ショートしてお店を競売にかけた場合は、資金があれば積極的に買いに行きます。
中盤
中盤になると、増資による株の値上がりと買い物料で儲けたいので、同一エリアのお店をできるだけ多くする必要があります。
なので、お店の交換をドンドン仕掛けていきましょう。
例えば自分がAとBのエリアにお店を1軒ずつ持っているとすると、コンピューターの誰かも同じ条件ならば、交換交渉を仕掛けていきます。
交換できるところはドンドン交換して、何もしない相手とじわじわ差を広げていきましょう。
もちろん競売にかかったお店は、資金が許す限り積極的に買いに行きます。
周回もして、サラリーも引き続きもらっていきます。
終盤
終盤では必要なお店(エリア内の3、4軒目など)や、逆に相手が3、4軒のお店を持っているエリアは、積極的に5倍買いしていきます。
圧勝しているなら、誰かのお店に止まるたびに無差別に5倍買いしてもいいでしょう。
あとは誰かが高いお店にハマって破産するのを待つか、目標金額をさっさと貯めて銀行に戻って勝利するだけです。
全体の攻略
このゲームは序盤が特に重要で、序盤でリードされるとなかなか追いつくのが大変になります。
とにかく後で説明する5株残しの徹底、お店の交換で多額の資金を手に入れる、サラリーをもらうなどして常に資金ショートしないようにゲームを進めるのがポイントです。
資金ショートすると強制的にお店が競売に出されますが、その時はお店の価格の4分の3の価格でしか売りに出せません。
もし序盤にどうしても資金ショートしそうな場合は、泣く泣くですが、先にお店を競売に出してしまいましょう。
そうすれば、お店の価格そのままで売れます。
5株残し
このゲームでは誰かが買い物料を払うと配当が出ますが、1株で4%、2株で8%、3株で12%、4株で16%、5株以上で20%の配当となっています。
他のプレイヤーも同じ株を持っていれば、持っている株数の割合で分配されます。
でもコンピューターのプレイヤーは、特にCランク以下はそういう知識がなく、増資が終わったら株を全部売ってしまうことが多いです。
なので、こちらは一度買った株は増資が終わっても必ず5株残して売るようにします。
そうすれば、そのエリアで誰か(自分でも)が買い物料を払うたびに、多少でもお小遣いが自分の懐に転がり込んできます。
最初はわずかの配当ですが、これがチリも積もれば、となって後々じわじわと効いてきます。
お店の交換
お店の交換は、キャッシュが欲しい序盤、中盤については、自分の高いお店と相手の安いお店で交渉します。
コンピューターはお金さえあれば、2倍の金額で吹っ掛けても交渉に応じることが多いので、株を買う資金ををガッポリ手に入れましょう。
もちろん交換したお店も、あとで競売に出させて手に入れるつもりなんですけどね(笑)
空き地の活用
空き地があるマップもありますが、空き地には下記のものが建てられます。
- 関所
通るだけで通行料として、周回数×30G。
自分が止まるとお店に増資できる。 - 宿屋
通るだけで宿代を払う。
誰かが通るたびに10Gアップ。
自分が止まるとお店に増資できる。 - 税務署
止まると資産の10%を払う。
自分が止まると資産の5%もらえる。 - ヘリポート
サラリーの10%を払う。
自分が止まると好きなところにワープできる。 - 動物園
入場料がもらえる。
自分が止まると動物園を大きくでき、入場料アップ。 - お店
普通のお店も建てられます。
200G、400G、600G、1000Gから選べる。
自分のおススメは、何と言っても宿屋です。
通るだけでお金が取れますし、こうやって真綿で首を締めるように、じわじわ相手からお金をかすめ取るのが好きなんですよね(笑)
もちろん、次に好きなのは同じ理由で関所です。
宿屋は全員通るとすると1周で40G増えるのに、関所は1周で30Gしか増えないので宿屋の方が好きです。
税務署はその次ですね。
なお、関所、宿屋、税務署、ヘリポート、動物園は200G(大きくすれば最大500G)と、お手頃価格なので、後々5倍買いされやすいので注意が必要です。
マップ
マップは全部で15種類あります。
貝がら島
8の字のようなマップ。
エリアが4つしかなく一方通行なので、テクを使いにくいですが、銀行を半周ごとに通れるので株の売り買いはしやすい。
5株残しと早めのお店交換でライバルを減らしていくのがポイント。
レイクマウンテン
銀行周辺の2つのエリアは買い物料が高いと迂回されるので、若干価値は落ちます。
クローバーランド
銀行の左右のお店は行き返りで必ず2回通ることになるので、できれば交換してでも押さえたい。
ムーンシティー
ゲーム開始時にマークを無視して縦か横どちらかを2回通れば、同一エリア3店舗を買えるかもしれませんが、無理をせずサラリーを取りに行った方がいいと思います。
あとは5株残しと早めのお店交換を。
スラリン
目玉には入りたくないので、ここはサラリーをあきらめて、口の部分とその下をグルグル回るのもありかも。
摩天楼
2階のマークのないエリアは通らなくてもサラリーを取れるので、この部分は無視しても良い。
左半球
基本はサラリー狙いで外を回りたいが、高い店に止まってしまうようなら銀行に迂回を。
ドリームワールド
銀行をよく通るので、銀行周りのエリアを是が非でも押さえたい。
その周りの空き地もできれば押さえておきたい。
フリーウェイ
お店の価格が高いので、ポンポン買っていくと序盤は資金不足に陥りやすい。
やばい時は自分の買った高いお店を競売にかけた方が無難。
序盤のマークが3つ揃ってからのワープはつらいが、運が悪かったと思って頑張るしかない。
太陽系
エリアも広く迂回路もたくさんあるため、一番好きなマップ。
基本はサラリー狙いでマークを集めていきますが、やばくなったら銀行に迂回。
空き地に宿屋と関所を建てて、じわじわ追い詰めたい。
海底都市
マークに止まることが多いので、チャンスカードがたくさん引けて楽しい。
でも悪いカードの列に当たると悲しい。
カジノタウン
銀行から左右どちらに出るかで、通る縦のエリアが分かれます。
なので、できれば最初は他の人と違う方に進みたい。
ソフィーの洞窟
けっこう好きなマップで、よくプレイしました。
ポイントは地下3階で、1周すればマークも揃うし、空き地を買って宿屋や関所を建てて他の人をいじめてもいい。
でも地下3階に行けるかどうかは運次第。
日本列島
ここも好きなマップ。
銀行周りの関東エリアを取れれば楽ですが、イヤなカードがあった記憶が…。
アレフガルド
とにかく広い。
竜王の島には行きたくないので、ワープを飛び越えられるなら、先に通過しておいた方が無難。
お店の交換と5株残しを駆使して早めにライバルを減らす。
とまあ、ざっくりこんな感じですが、この超名作ゲームの最新版はプレステ4で出ていますので、ぜひ一度プレイしてみて下さい。