【ノーセルリバランス】やり方の簡単な説明とメリット・デメリット

自分は基本的にノーセルリバランスをしながら購入しています。

ノーセルリバランスとは?

ノーセルリバランスは、購入後の資産割合が一定になるように買います。

ただし、普通のリバランスと違って売るということはしません。(ノーセルなので)

あくまで買うことによってリバランスします。

例えば、AとBを50%の割合で20,000円投資したとします。

相場の動きによりAの評価額が8,000円に下がり、Bの評価額が12,000円に上がりました。

そのタイミングで10,000円を追加投資するとします。

積立投資では何も考えずAとBにそれぞれ5,000円ずつ投資することになりますが、ノーセルリバランスは違います。

Aに7,000円、Bに3,000円を投資します。

そうすることで、投資後の評価額はどちらも15,000円となり50%の割合は変わりません。

ファンドポートフォリオ前日の評価額投資額投資後の評価額
A50%8,000円7,000円15,000円
B50%12,000円3,000円15,000円

常日頃からノーセルリバランスしておくことでポートフォリオが一定の割合に保たれ、リバランスはほとんど必要なくなります。

安い時に多く買える

先ほどの例で言うと、積立投資をした直後は次のようになります。

ファンド投資金額保有数量平均取得価額時価評価額割合
A15,000円16,250口9,230.77円13,000円43.33%
B15,000円14,167口10,587.99円17,000円56.67%

ノーセルリバランスをした直後は次のようになります。

ファンド投資金額保有数量平均取得価額時価評価額割合
A17,000円18,750口9,066.67円15,000円50.00%
B13,000円12,500口10,400.00円15,000円50.00%

これを見ると、安くなっているAの保有数量がノーセルリバランスの方が多くなっています。

また、平均取得価格についてもA、Bともにノーセルリバランスの方が安くなっています。

これはAを安い時に多く、Bを高い時に少なく買ったためです。

割合の方も、積立投資は変わっているのに対してノーセルリバランスは50%のままです。

このように、ノーセルリバランスすれば安い時に多く買えます。

毎回購入金額を計算する必要がある

積立投資する場合は、最初に各ファンドの投資額を決めてやればいいだけです。

あとはその通りに証券会社のホームページで設定すれば、勝手にやってくれます。(もちろんお金を入れておく必要はありますが)

一方で、ノーセルリバランスする場合は積立設定ができません。

なぜなら毎回投資金額が変わってしまうからです。

ノーセルリバランスでは、投資する前日の時価評価額を見て次の投資額を決めなければいけません。

投資額を決めるには先ほどのような計算が必要です。

その点で積立より手間がかかりますが、エクセルなどで関数を入れて計算表を作れば簡単に計算できるでしょう。

購入も毎回手動でやることになりますが、そこは我慢です。

失敗する時もある

ノーセルリバランスでは、各ファンドの投資金額を決めるには前日の時価評価額が必要です。

それを使って計算して次の日に投資するのですが、前日と同じ価格のままで購入できることはまずありません。

相場は刻一刻と動きますからね…。

購入してから約定(売買成立)するまでは国内に投資するファンドなら1日、海外に投資するファンドなら2日かかります。

なのでその間に基準価格が大きく変動してしまうと、計算がかなり狂ってしまいます。

例えば価格が下がっていたファンドを多めに購入したら、約定日にいきなり基準価格が1,000円も上がってしまった、などです。

その場合は高いものを多く買ってしまうことになりますので、普通に積立投資していた方が良かったということもあります。

しかし逆に多く購入したファンドがさらに価格が下がってラッキーということもありますので、そこはもう何も考えず機械的にやるしかありませんね…。

リバランスしきれないこともある

ノーセルリバランスでは、買う一方で売らないのでリバランスしきれないこともあります。

どういう時かというと、投資する金額よりも各ファンドの評価額のズレが大きくなってしまった時です。

例えば次のような時にそういうことが起こります。

  • 投資金額全体が大きくなった時
  • いずれかのファンドが極端に暴落(暴騰)した時

例えば投資金額が1000万円になると、1%動いただけで10万円も増減します。

これで各ファンドが上がったり下がったりすると、あっと言う間に評価額に差が付いてしまいます。

株式などが暴落した時なども同じです。

いきなり20万円とか30万円くらい評価額が減ってしまった時などは、10万円の追加投資くらいではとても追い付きません。

そういう時はどうするか?

ノーセルリバランスでは、リバランスするために多い方を売ることはしません。

ではどうするかというと、足りない方を買うだけです。

例えばAが280,000円、Bが300,000円だとして、10,000円を投資するとします。

ホントはBを5,000円売ってAを15,000円買って295,000円ずつにしたいところですが、そんなことはしません。

単にAを10,000円買うだけです。

ファンドポートフォリオ前日の評価額投資額投資後の評価額
A50%280,000円10,000円290,000円
B50%300,000円0円300,000円

「ずれたままだろう」と思うかもしれませんが、それでいいのです。

元に戻るまで足りない方だけを投資して、徐々にリバランスしていきます。

なぜ頑なに売らないかというと、売却益に20%の税金がかかってしまうからです。

単純に言えば、もし5,000円分を売って2,000円の利益が出たら400円ほど税金で取られる計算です。(ホントはもう少し計算難しいですが)

私は税金が嫌いです…。

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