楽天銀行は金利が高いですが、それでも預金しているだけではお金は増えていきません。
銀行預金ではお金が増えない
金利が低すぎる
銀行預金は金利が低すぎますよね。
調べてみると大手銀行の普通預金金利は0.001%くらいで、100万円預金していても年間10円しか利息が付きません。
さらに利息に税金がかかりますので、実質8円ほどにしかならない計算です。
1000万円預金していても80円です。
楽天銀行は大手銀行よりは金利が高くて普通預金金利は0.02%ですが、それでも1000万円の預金で1600円ほどしか利息は付きません。
お金に働かせるという考え方
銀行預金しかしていない人はそもそも預金でお金を増やすという発想がないのかもしれませんが、これは非常にもったいないことです。
お金はお金に働かせることで、さらにお金を生み出します。(もちろん損することもあります)
どうやってお金に働かせるのかというと、ひとつの方法として資産運用があります。
お金持ちは世の中にたくさんいますが、そのほとんどが資産運用しています。(していない人も多少いるでしょうが)
資産運用というとパッと思い付くのは株や不動産などですが、これらを始めるには最初にまとまった軍資金が必要です。
単価が高いですからね。
しかし仮に1億円資産運用したとしたら、利回り3%でも300万円になります。
片や楽天銀行に預金していたら1万6000円にしかなりません。
このくらいの差があれば、多少のリスクがあったとしても資産運用したくなる気持ちは分かりますよね。
しかし私たち庶民にはそんな大金はありません。
だからと言って普通に銀行預金しているだけでは、お金持ちとの経済格差はますます広がっていくだけです。
そういうわけで庶民でも資産運用が必要だと思うわけですが、軍資金が少ないので少額からでも始められる方法を選ばなければいけません。
そのひとつの方法として、楽ラップでの資産運用というのがあります。
楽ラップとは?
まず楽ラップとは何ぞやということの前に、楽天銀行を使っているなら楽天証券との口座連携をした方がお得ということを知っておく必要があります。
先ほども書いたように楽天銀行の普通預金金利は0.02%となっており大手銀行よりは高いですが、楽天証券口座との口座連携(マネーブリッジ)でさらに金利が0.1%まで上がります。
楽天証券口座を作ったからといって必ず投資しなければいけないということはなく、ただ楽天銀行と口座連携させるだけでもOKです。
なのでこれを使わない手はありません。
しかし楽天証券口座を作るのであれば、それを活用しなければもったいないでしょう。
楽ラップはロボアド
楽ラップとは楽天証券のサービスのひとつで、ロボアド(ロボットアドバイザー)のことです。
ロボアドには投資のアドバイスのみをしてくれる助言型と勝手に資産運用してくれる投資一任型の2種類ありますが、楽ラップは後者の投資一任型のロボアドです。
私たち庶民には嬉しい1万円という少額からスタートできます。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
投資初心者でも簡単
投資一任型のロボアドは、お金を入れておくだけでロボット(AI)が勝手に資産運用してくれます。
具体的にはポートフォリオ(資産構成比)の作成・変更、定期的なリバランス(崩れた資産構成比を戻す)の実施などです。
どちらも自分でやるとなるとかなり悩む部分ですが、その難しい部分を全てロボットにお任せできます。
投資のことなど全く分からないという人でも、お金さえ入れておけばいいだけです。
もちろんタダでやってくれるわけではなくロボアド手数料も必要ですが、投資初心者が自分で間違ったファンドを買って大損するよりはよっぽどまともな資産運用が期待できます。
利回りは?
さて投資初心者でも簡単に始められる楽ラップですが、運用実績が悪ければ始める価値は全くありません。
というわけで、運用実績について調べてみます。
まずその前に、楽ラップには大きく分けて5種類の運用コースがあることを知っておかなければいけません。
- 保守型:とにかく「慎重派」だという方のための運用コース
- やや保守型:基本は慎重だけど、攻めの姿勢も忘れない方のための運用コース
- やや積極型:資産の保全を図りつつ、攻めたい方のための運用コース
- 積極型:リスクをある程度見込んで収益性を追求したい方のための運用コース
- かなり積極型:とことん収益性を追求していきたい方のための運用コース
上から順に手堅い運用(リスクの少ない運用)をしていくわけですが、リスクが少ないほど当然リターンも期待できないということになります。
どのコースを選ぶか迷うところですが、楽ラップでは十数個の質問に答えることによって最適だと思われる運用コースを提案してくれます。
どれを選ぶかは個人の判断になりますのでそこはお任せしますが、自分が今使っているのは「かなり積極型」ということだけ書いておきましょう。
話を運用実績に戻しますと楽ラップのサービス開始は2016年7月のようですので、2021年6月までのちょうど5年間の年率平均リターンを調べてみます。
DRC機能有りと無しがあります。
DRC機能とは株価が暴落した時に一時的に株式を売って債券を買うことで、暴落時のショックを和らげる機能です。
しかしその分株価が回復した時の利益は少なくなりますので、一長一短と言ったところでしょうか。
- 保守型:DRC機能なし 4.70%
- やや保守型:DRC機能あり 6.05%、DRC機能なし 6.74%
- やや積極型:DRC機能あり 7.76%、DRC機能なし 8.75%
- 積極型:DRC機能あり 9.46%、DRC機能なし 10.58%
- かなり積極型:DRC機能あり 10.73%、DRC機能なし 12.10%
もちろん年によって差はありますが、平均すると毎年これだけの金利があるという結果になりました。
銀行預金よりはよっぽどいい運用成績ですよね。
ということで、今回は終わりにします。