国民年金の2年前納で1番お得になる納付方法を調べてみました。
国民年金の2年前納制度とは?
国民年金にはいろいろな納付方法がありますが、その中の1つに2年前納制度というものがあります。
2年前納制度については前回書いていますので、分からない方は前回の記事を見てください。
今回は、2年前納する時に1番お得になる支払い方法について詳しく調べていきます。
割引額は口座振替が1番
2年前納制度を利用すると国民年金の前払いになりますので、多少割引してくれます。
どのくらい割引になるのか、改めて日本年金機構の該当ページをよく読んでみると…。
今まで知らなかった事実が判明しました。
それは2年前納する場合の割引額です。(令和4年度)
割引前 | 納付額 | 割引額 | |
口座振替 | 39万7320円 | 38万1530円 | 1万5790円 |
現金・クレジットカード | 39万7320円 | 38万2780円 | 1万4540円 |
よく見ると、カード支払いより口座振替の方が1250円も割引額が多いではありませんか。
では口座振替が1番お得かというとそれほど単純ではなく、口座振替では納付してもポイント還元がありません。
一方カード支払いの方は、支払った金額に対して数%分のポイント還元があります。
なので1250円相当以上のポイント還元があれば、カード支払いの方がお得になるということです。
2年前納は納付額が大きくなりますので、カードで支払えば1250ポイントくらいの還元は楽にありそうです。
ということで、その点について詳しく調べていきましょう。
楽天カードの還元率
まずは超定番の楽天カードから調べてみましょう。
楽天カードの通常の買い物でのポイント還元率は1%です。
なので、国民年金の支払いでも当然1%だと思っていましたが…。
見事に裏切られましたね。
2021年6月から、公共料金のポイント進呈条件が変更されているではありませんか。
次のように変更されています。
- 変更前
100円ご利用につき1ポイント - 変更後
500円ご利用につき1ポイント
なんと500円につき1ポイントしかもらえなくなっています。
ポイント還元率にすると0.2%です。
最近楽天ポイントサービスについての改悪が続いていますが、ここでもあったようですね…。
結果は口座振替以下
しかし今回は支払う金額が大きいですからね。
38万2780円も支払いますので、ポイントも大量にゲットできるはずです。
ということで、計算してみましたが…。
たった765ポイントしかもらえません。
これでは口座振替との差額である1250円にも届きません。
ということで、楽天カードで支払うくらいなら口座振替にした方がお得です。
次のカードに行ってみましょう。
ヤフーカードの還元率
次のカードはヤフーカードです。
昔々、楽天カードと同時に作ったカードです。
個人的には最近VISAオンリーの店以外、ほぼ出番がなくなっていますが…。(マスターの楽天カードをメインにしていますので)
しかし付与されるTポイントはSBI証券で投資に使えますので、もらっておいて損はありません。
ということで、早速ヤフーカードのページを見てみます。
こちらの方は、国民年金でもTポイントが100円につき1ポイント貯まるではありませんか。
ポイント還元率にすると1%です。
38万2780円支払うと、3827ポイントもらえる計算です。
これなら口座振替より断然お得です。
今後はPayPayカードになる
ただしヤフーカードは、2022年4月以降PayPayカードに切り替わっていきます。
付与されるポイントも4月からTポイント→PayPayボーナスに変わるとのこと。
自分はTポイントを投資信託購入に使いたかったのですが、まあ仕方ありませんね。
次のカードに行きます。
セブンカードプラスの還元率
次はセブンカードプラスです。
レジ袋が有料になって以来、手ぶらではセブンイレブンに行かなくなりました。
なので、このカードもほとんど使っていません。
使うのは、nanacoポイントが使える自販で缶コーヒーを買う時くらいです。
しかし付与されるnanacoポイントは、いくらあっても邪魔にはなりません。
ということで、セブンカードプラスのページを見てみます。
公共料金・税金のお支払いの項を読むと、普通に200円につき1ポイントもらえるようです。
ポイント還元率は0.5%ですね。
38万2780円支払うと、1913ポイントもらえる計算です。
こちらも口座振替よりお得です。
まとめ
ではまとめに入ります。
クレジットカード3枚しか調べていませんが、個人的に他のカードは使いませんのでここまでにします。
国民年金を2年前納する場合の割引額+ポイントです。(令和4年度)
割引額 | ポイント付与 | 合計 | |
口座振替 | 1万5790円 | – | 1万5790円 |
現金 | 1万4540円 | – | 1万4540円 |
楽天カード | 1万4540円 | 765P | 1万5305円相当 |
ヤフーカード | 1万4540円 | 3827P | 1万8367円相当 |
セブンカードプラス | 1万4540円 | 1913P | 1万6453円相当 |
1位はヤフーカードの1万8367円相当でした。
続いて2位はセブンカードプラス、3位は口座振替へと続きます。
ということで、持っている方は国民年金の2年前納にヤフーカード(PayPayカード)を使いましょう。
ちなみに今から作るとしたらヤフーカードではなく、PayPayカードの方になりますが。
どちらにしても1番お得です。
ちなみにPayPayカードを作るなら公式サイトではなく、モッピー経由にしておきましょう。
ということで、今回は終わりにします。