前回からの続きです。
ゴルフ
「ゴルフ」は1984年5月1日に任天堂から発売されました。
最初の印象は「めちゃくちゃ地味なゲーム」という感じでしたね。
画面の動きがほとんどなく、音も「ピーピーピー」しかありませんからね。
音の高低で良いプレーだったのか悪いプレーだったのかは判断できましたが…。
ところがいざやってみると、これがなかなか面白い。
ファミコン初期のゲームですが、既にゴルフゲームとしてほぼ完成しています。
特に完成しているのは、あのショットの打ち方です。
まずテークバックの大きさを決めて、次にボールの打点を決める方式。
あとから出た「みんゴル」なんかも全部このパターンですからね。
さすが任天堂というしかありません。
ただ、コースが1種類しかないのですぐ飽きてしまうのが残念でしたけどね。
風は毎回変わりますけど、グリーンの芝目はそのままですからね。
せめてもう2、3コースあれば良かったんですが…。
ファミリーベーシック
「ファミリーベーシック」は1984年6月21日に任天堂から発売されました。
これはゲームではなく、実際はプログラミングするためのものですね。
ちゃんとキーボードも付いています。
価格は1万4800円で、ファミコン本体と同じです。
「こんなもの誰が買うんだ?」と思うかもしれませんが、累計で約40万台売れています。
あの頃の任天堂は、何を出しても売れましたね。
なぜかうちの親も買ってくれました。
このカセットでできることは次のような感じです。
- カリキュレータボード(計算機)
- メッセージボード
- ミュージックボード
- プログラミング
- 占い
今考えるとショボい機能しかありませんが、当時はけっこう遊びました。
と言っても占いがメインでしたが。
生年月日と占いたい日を入力すると、その日の運勢を占ってくれます。
誰でもやったと思いますが、100年後を占うと「もう死んでいます」と言われます。
それ以外では、やはりプログラミングですね。
プログラミングと言っても、本に書かれている通りに打ち込むだけですけど。
苦労して打ち込む割にショボいゲームしか作れませんでしたけどね。
それで自分は「プログラマーに向いていない」と悟りました。
そう言えば、作ったゲームは専用のカセットデッキとカセットテープで保存していましたね。
確か赤白のカラーだったと思いますが…。
まだ家のどこかにあるかもしれませんね。
ドンキーコング3
「ドンキーコング3」は1984年7月4日に任天堂から発売されました。
自分は持っていませんでしたが、それほど仲の良くなかった友達が持っていました。
当時何回か遊びましたが、一言で言って「よく分からんゲーム」でしたね。
ドンキーコングの尻に向かってひたすらスプレーするという、謎のゲームでした。
しかもクリアしてもクリアしても、ずっと同じような面が続きます。
普通ボーナスステージとか挟むと思うのですが、このゲームでは一切ありません。
ハッキリ言って、当時の任天堂にしては珍しくクソゲーだと思います。
ただ、音楽はゲーセン的な感じでけっこう好きでしたけど。
それだけのゲームです。
ロードランナー
「ロードランナー」は1984年7月20日にハドソンから発売されました。
任天堂以外のメーカーから発売された最初のカセットとなっています。
ちなみに同じ日には「ナッツ&ミルク」も発売されました。(これもハドソン)
こちらの方も遊んだことがありますが、やられそうになったら面飛ばしをしていました。
セレクトボタンを押せば、次の面に行けます。
それはいいとして、話を「ロードランナー」に戻します。
ゲーム内容は、マップ上の金塊を全部集めてハシゴで脱出するというものです。
アクションゲームのように見えて、実はパズルゲームです。
ロボットとの駆け引きがなかなか楽しめます。
と言っても、それほど難しくはなかったような記憶がありますけど。
一応50面クリアしましたからね。
次に出た「チャンピオンシップロードランナー」は1面から激ムズでしたが。
デビルワールド
「デビルワールド」は1984年10月5日に任天堂から発売されました。
このゲーム最大のウリは、デビルがランダムで画面のスクロール方向を決めることでしょう。
デビルが指差した方に画面が動いていきます。
急にスクロール方向が変わるとやられることもありますので、なかなか頭を使います。
ステージは3面構成です。
1面はパックマンのような面で、いわゆるドットイートです。
2面は画面の端にある4つのバイブルを、真ん中の穴に突っ込めばクリアです。
3面はボーナスステージで6個の宝箱がありますが、どれか1つだけ1UPが入っています。
敵キャラは次の3種類です。
- メダマン
ピンクの目玉。
炎で目玉焼きにすれば食べられる。
食べると一定時間いなくなる。 - ミニデビル
小さいデビル。
炎を当てると逃げていく。 - ボンボン
赤い目玉。
ラウンド7になると登場する。
炎で目玉焼きにすれば食べられる。
食べても復活が早い。
ステージが進むにつれて画面のスクロールが早くなっていくので、かなり難しくなります。
ボンボンが登場する面まで進めればかなり上手いのではないかと思います。
2人用は同時プレイなので、協力すれば1人でやるより断然楽です。
しかし自分の炎が相手に当たると、相手は少しの間動けなくなります。
その間に敵にやられでもしたら、次の瞬間から殺し合いになることは間違いないでしょう。
ということで、今回は終わりにします。