ドラクエはやはりファミコンソフトの中でも別格の存在ですよね。
ドラゴンクエスト
ドラゴンクエストは1986年5月27日にエニックスから発売。
これはビッグタイトルなので説明不要だと思いますが、ファミコン初の超本格的ロールプレイングゲームです。
ゲームを作ったのは「ポートピア連続殺人事件」の作者でもある、こちらも超ビッグネームの堀井雄二さんです。
とまあ、今や知らない人はいないくらい有名なゲームになりましたが、発売当初はけっこう地味でしたよ。
自分も存在を知りませんでしたからね。
このゲームを初めて知ったのは友人が持っていたからですが、画面を見た瞬間「これは絶対面白い」となぜか確信しました。
それからしばらく後に自分で買ったのだと思いますが、買ってからはめちゃめちゃハマりましたね。
ずっとやっていました。
ゲーム内容については今更書く必要はないと思いますので割愛しますが、ハッキリ言ってストーリーなどはほとんど覚えていません。
ただ途中のレベル上げ、レベル15くらいからなかなかレベルが上がらず苦労したのは何となく覚えていますね。
あと自分が初めて竜王を倒したのは確かレベル20の時でした。
それだけは覚えています。
まあ自分は一度ラスボスを倒すと急激にそのゲームに対する熱意を失ってしまうため、それ以上レベル上げをすることはありませんでしたけどね。
うちの兄弟などは全く逆で、どんなロールプレイングでも必ず全員レベルMAXになるまでやり込んでいましたけどね。
なぜそこまでやる必要があったのか今でもよく分かりませんが、しつこい性格なので敵にすると厄介そうです。
話は逸れましたが、ドラクエのもうひとつ素晴らしいところはあの音楽です。
すぎやまこういち先生が全編作っていますが、もうさすがのひと言です。
ドラクエシリーズの音楽はどれもいいと思いますが、その中でもやはりドラクエ1が一番だと個人的には思います。
プロ野球ファミリースタジアム
プロ野球ファミリースタジアムは1986年12月10日にナムコから発売。
略称は「ファミスタ」で、これも言わずと知れた名作ですよね。
このゲームが出るまでは、ファミコンの野球ゲームと言えば初期に任天堂から出た「ベースボール」くらいしかなかったように思います。
出来としては悪くはなかったものの守備のひどさには不満もあり、ファミコンユーザーはそろそろ新しい野球ゲームを欲していたのではないでしょうか?
そこで出てきたのがこのゲームというわけですが、さすがナムコと言った感じで期待に違わず素晴らしい出来でしたね。
まず何よりも、ベースボールではイマイチどころかイマサンくらいだった守備の操作性が格段に上がりました。
それと選手名と個々のパラメータが付いたのも良かったですね。
ベースボールではそういう概念が一切ありませんでしたからね。
ただファミスタの方も名前はひらがな4文字という制限があったので、「きたへふ」とか「くろまて」になっていましたけどね。
そして何より阪神ファンの自分にとって嬉しかったのは、阪神打線の爆発力が凄かったことです。
まゆみ、ばあす、かけふ、おかだと3割30本以上の打者がスタメンに4人も揃っていたので、気持ち良くホームランを量産できました。
しかし次作の「プロ野球ファミリースタジアム’87」では、早くも3割30本以上はバースだけになっていましたけどね…。
衰え早すぎだろ。
その代わりと言ってはアレですが、阪神の助っ人投手としては当時珍しくまともだったキーオが先発に入ったのは嬉しかったですが…。
闘いの挽歌
闘いの挽歌はファミコン版は1986年12月24日にカプコンから発売。
リュウという主人公を操作して、剣王を倒しに行く横スクロールのアクションゲームです。
剣と盾を装備していますが、敵が投げてくる爆弾のようなものを防ぐと丸腰になってしまいます。
丸腰で敵に当たってもすぐにやられるわけではなく、体力ゲージが空になるとやられるシステムです。
ステージは全部で6つあり、ステージの中間地点と最後にボスキャラがいます。
当時のファミコンゲームとしては、キャラが大きく描かれていて画面が見やすいのが特徴です。
世界観的には廃墟のような街並みから敵キャラの髪型まで何となく「北斗の拳」の世紀末を彷彿とさせ、そこら中から「ヒャッハー」という声が聞こえてきそうです。
音楽もなかなか渋くて全体的にいい感じです。
エンディングではボスキャラの紹介もあり、とにかくカッコいいですね。
このゲームでは、いかに盾を上手く使うかが攻略のポイントになります。
盾は前・斜め上・上に構えられ、敵に当たれば剣と同じダメージを与えられます。
ジャンプしている敵などは、盾を上に構えるだけであっという間に倒せます。
まさに防御は最大の攻撃です。
あとはマンホールの中にあるパワーアップアイテムをしっかり取っていけば完璧です。
特に重要なのは攻撃力が上がる「P」マークのアイテムです。
これを2回取るとボスキャラでも2、3回の攻撃で倒せるようになります。
ゲームの難易度自体はそれほど高くありませんので、頑張れば誰でもクリアできると思います。
時空の旅人
時空の旅人は1986年12月26日にケムコから発売。
発売日からすると、クリスマスをやや過ぎていますので年末商戦狙いだったんでしょうか?
それはいいとして、元々このゲームは「時の旅人」という小説及び映画から作られたようです。
どちらも見ていませんので、内容は全く知りませんけど。
しかし小説や映画の「時の旅人」をイメージしてこのゲームを買ってしまった方には、ご愁傷さまというしかありませんね…。
小説や映画の面影は全くないそうですから。
自分もこのゲームはリアルタイムでやったわけではなく、ずっと後に100円で売られていたものを購入しました。
箱も説明書も付いていませんでしたが、そんなものは必要ありませんでした。
ゲームではクタジマ・トシトになり変わり、タイムマシーンに乗っていろんな時代に移動します。
そこではいろいろな著名人が現れ、会話の中で質問されたりしますので「はい」「いいえ」で答えます。
会話がひと通り終わると、またタイムマシーンに乗って次の時代へ移動します。
それを延々繰り返していくのですが、ずっとやっていると先ほどと全く同じシーンに飛ばされて全く同じことを質問されたりするので意味が分かりません。
それでもよく分からないままゲームを続けていくと、最終的には信長に殺されたり金・力・食べ物などが支配する歴史のエンディングで終わるようです。
真のエンディングもあるそうですが、正統な歴史というのがそうなんでしょうか?
クリアしたことがありませんのでよく分かりませんが。
まあ単純にクソゲーかと聞かれるとそんなこともないような気もしますが、少なくとも小説や映画の「時の旅人」とは全く違うことだけは確かです。
ということで、今回は終わりにします。