この辺りになると、もうディスクシステムが主流になっていましたよね。
ドラゴンクエストIII そして伝説へ…
ドラゴンクエストIII そして伝説へ…は1988年2月10日にエニックスから発売。
ドラクエシリーズの続編ですが、おそらくこのドラクエ3が一番社会現象になりましたよね。
発売日に若者が徹夜でおもちゃ屋に行列する、子供を脅してドラクエ3を強奪する、などというニュースも見たような気もします。
ちなみに2月10日は水曜日でしたので、並んでいた子供たちは学校をサボってということになりますね。
自分は事前に予約していましたので、学校が終わってからおもちゃ屋に取りに行きましたけどね。
ゲーム内容についてはけっこう記憶が曖昧なのであまり覚えていませんが、このゲームから職業という概念が出てきました。
なので、まずパーティを組むところから始まります。
おススメのパーティは戦士、僧侶、魔法使いの3人でしたが、どうしようか迷いつつ、結局自分もそれに従いました。
中には重装備の戦士の代わりに軽装備の武闘家を入れて、装備費用を削る人もいましたよね。
うちの兄弟もケチって武闘家を入れていましたが、武闘家と聞いて思い出すのは「黄金の爪」という武器です。
これは武闘家だけが装備できる武器ですが、ゲーム中盤のピラミッドの中で入手できます。
装備すると攻撃力が大幅にアップしますが、その代わりに敵の出現率がめちゃめちゃ上がります。
自分などは武闘家がいなかったので大丈夫でしたが、兄弟は何も知らずに武闘家に黄金の爪を装備させたため、ピラミッドで何回も全滅していました。
数歩ごとに敵に襲われて「なんで自分の時だけこんなに敵が出てくるの?」と泣いていたのを昨日のように思い出します…。
三国志 中原の覇者
三国志 中原の覇者は1988年7月29日にナムコから発売。
ナムコが三国志というのも少し変な感じもしますが、少し前に「独眼竜正宗」を発売していましたから当時はそういう流れだったのでしょう。
この3ヶ月後にシミュレーションゲームで有名だった光栄から「三國志」が発売されるわけですが、あちらの方は相当マニアックな仕上がりになっていますね。
ナムコの「三国志 中原の覇者」はそこまでマニアックではなく、「独眼竜正宗」を進化させたような感じです。
ゲーム開始すると、まず自分の国選びから始まります。
これがなんと質問に答えていくあみだ形式になっており、自分がプレイしたい国を自分で選べません。
これはいらない仕様でしたね。
自分は劉備で始めたかったのですが、何回やっても馬騰になってしまいました…。
劉備は初期状態で城が3つしかなく一番少ないのですが、最初から関羽、張飛、趙雲が配下にいてめちゃくちゃ強かったのを覚えています。
他では許チョ、典韋、甘寧、馬超、文醜、顔良などが体力・武力とも90超えで強かったですね。
なお、呂布はこのゲームでは登場しません。
このゲームで武将の名前を覚えられたおかげで、後から横山光輝さんのマンガ「三国志」を読んだ時はすんなり頭に入ってきました。
さてこのゲームの攻略方法ですが、まず探索で在野武将を見つけることでしょうか。
見つかるのはあまり能力が高くない雑魚武将が多いですが、とりあえずいないよりはいた方がマシです。
あとは武力80未満の弱っちい武将には、武器を与えて武力アップさせることですね。
このゲームでは、忠誠心が高い武将が守る城を攻める時は力押しになりますので、武力と体力が重要になってきます。
しかし体力は後から上げられませんので、元々体力の多い武将に武器を与えれば「作り上げた豪傑」が完成します。
ちなみに計略させたければ、知力も学問所でアップさせられます。
ベストプレープロ野球II
ベストプレープロ野球IIは1990年3月30日にアスキーから発売。
後にダビスタで超有名になる薗部博之さんが作った野球シミュレーションゲームです。
野球ゲームですが、燃えプロやファミスタのように自分で選手を操作して遊ぶゲームではありません。
基本的には監督になってチームの指揮を執るゲームですが、全軍コンピュータの監督にしてウォッチもできます。
このゲームの特徴としては、選手ごとのパラメータが細かく設定されており、自分で変更することも可能なことです。
投手のパラメータは球速、コントロール、変化球、スタミナ、ピンチの強さなどを細かく設定できます。
野手のパラメータも巧打力、長打力、足の速さ、バントの上手さ、守備位置、守備力、肩の強さなどを細かく設定できます。
監督の戦術も完投タイプや継投タイプなど、いろいろ設定できるようになっています。
さらに実際のプロ野球と同様に130試合のペナントレースができ、チームや選手の成績も全て保存されており、ランキングなどもチェックできます。
自分で指揮を執る時は投手が1球1球投げるのを見ながら指示を出しますが、テンポの悪さは一切ありません。
指示も操作も簡素化されており、試合の進行が非常に早いのでストレスが溜まることはありませんでしたね。
とにかくこの時期にしては非常に良くできた野球ゲームで、自分でパラメータ管理できる人なら一生遊べると言っても過言ではありません。
ただひとつ残念なのは、選手に年齢の概念がないことですね。
新しい選手を入団させた時に年齢を設定できて、年齢とともにパラメータが徐々に変化してくれればもっと楽しめただろうと思います。
まあこれも自分で変更すればいいのですけど、なかなかそこまではできる人はいないでしょう。
ということで、今回は終わりにします。