【ファミコン】印象に残っているゲームを発売日順に振り返る⑧

玩具_タイトル

この辺になると、ファミコンも終盤に差し掛かってきたかなという感じです。

ドラゴンクエストII 悪霊の神々

ドラゴンクエストII 悪霊の神々は1987年1月26日にエニックスから発売。

前作のドラクエが前年の5月発売でしたので、意外にも8ヶ月しか経っていなかったんですね。

もっと待たされたと思っていました。

年明け早々に発売して子供たちのお年玉狙いだったのかと思いきや、当初の発売予定日は12月下旬だったとのことです。

まあクリスマス商戦狙いだったわけですが、開発が間に合わず仕方なく延ばしたようです。

ゲームの印象としては、次のような感じですかね。

  • 「復活の呪文」が長すぎる
  • 「ロンダルキアへの洞窟」がループや落とし穴だらけで大変
  • 「すいもんのカギ」を見つけるのがムズイ
  • 「サマルトリアの王子」がすぐ死ぬ
  • 「塔の音楽」が抜群に良い

自分はリアルタイム世代なので、ファミコンで「復活の呪文」をメモしながらプレイしていました。

ドラクエ2の復活の呪文は52文字もあり、とにかくメモするのも大変だったのを覚えています。

もちろん一文字でも間違えてしまうと呪文が違うと言われゲームが開始できず、前回の苦労が水の泡となってしまいます。

いつもメモした後に2~3回テレビ画面を見ながら読み合わせをしていたのですが、それでも何回か間違えましたね。

ドラクエ2で真っ先に思い出すのは「ロンダルキアへの洞窟」ですが、とにかく落とし穴と無限ループのトラップにやられました。

もう何回全滅したか分かりませんね。

しかも敵も激強で、ドラゴン4匹セットやキラーマシンやハーゴンのきし、バーサーカーなどがうじゃうじゃ出てきます。

ほとんど瀕死になりながら、最初にロンダルキアに着いた時のあの感激は今でも忘れられませんね。

「すいもんのカギ」はペルポイという町のラゴスと言うガキが持っているのですが、町の隅の狭いところに隠れています。

満月の塔に行くのに必要なので必死に探しましたが、結局自分では見つけられませんでしたね。

1週間くらい進めずにいると、遅れてプレイしていた兄弟の方が先に見つけるという屈辱を味わいました。

ドラクエの謎解きで完全に手詰まりになったのはこの1回だけだと思いますが、今でも超悔しいですね。

あとは「サマルトリアの王子」が極端に弱すぎですね。

強敵と戦い終わった後は、いつもコイツだけ死んでいるような気がしますが気のせいでしょうか?

あとはやはりドラクエと言えばすぎやまこういちさんの音楽の良さですよね。

個人的にはドラクエ1が一番好きですが、2の塔の音楽は最高です。

知らない人は、一度聴いてみると良いでしょう。

月風魔伝

月風魔伝は1987年7月7日にコナミから発売。

七夕に発売されていますが、特に意味はなさそうです。

ジャンルとしてはアクションロールプレイングになりますが、今思うとディスクシステムで半年前に発売された「リンクの冒険」とけっこう似ています。

一本道なところとか、途中横スクロールアクションを挟むところとか、徐々に強くなっていくところなどがそっくりです。

違うところと言えば、洞窟の中を3Dで歩くところくらいですかね。

洞窟内は敵も3Dで現れ、ドラクエのようにコマンド形式で戦うのではなく、目の前で動く敵を叩き斬るという珍しい戦い方になっています。

まあ世界観は全然違いますけどね、リンクの冒険は明るい感じの雰囲気ですが、こちらの方はどこに行ってもドクロしかありません。

ただゲームの出来としては、これはもうリンクの冒険と肩を並べると言ってもいいくらい素晴らしい出来だと思います。

このゲームでよく覚えているのは「魔性のコマ」ですね。

最後の方で手に入る攻撃方法ですが、コマのようにクルクル回転しながら攻撃する方法で、回転中は無敵だったのでこればかり使っていました。

これが手に入ればゲームクリアもそろそろかな、といった感じです。

まあ波動剣を3本融合させた「大念動波剣」の破壊力も尋常ではありませんでしたが。

しかし最後の「龍骨鬼」のデカさにはびっくりしましたね。

強いかどうかは別として、ファミコン史上最も大きい動く敵キャラという気もしますが、実際のところはどうなんでしょうか?

独眼竜政宗

独眼竜政宗は1988年4月5日にナムコから発売。

1986年にディスクシステムが発売されたため、この頃になるとディスクのゲームばかりやっていたような気もします。

カセットよりも安かったですし、書き換えもできましたからね。

しかしこのゲームはファミコン雑誌で見て面白そうだと思ったので、カセットで買いました。

内容は歴史シミュレーションゲームですが、「信長の野望」や「三国志」ほど複雑ではなく、どちらかというと取っ付きやすさを優先した感じですね。

なので最初にプレイする歴史シミュレーションゲームとしては、このゲームがイチ押しですね。

開墾して米の収穫量を増やして、米を売ったお金で兵隊を雇って、訓練して強くして、隣国に攻め入って領土を広げていく、といった感じです。

季節ごとのターンなので年に4回しか指示が出せず、もたもたしているとすぐに歳とってしまいます。

攻略法はもう忘れましたが、訓練のやぶさめは上手くなった方がいいですね。

昔はやぶさめでいつも高得点を出せたので、あっと言う間に訓練度マックスになっていました。

あとこのゲームでは相場の概念があり、こめ、はたもと、きば、てっぽうの値段が季節ごとに変わっていきます。

当然高い時に売って安い時に買った方がお得ですが、信市の野望はともかく三国志に相場なんかありましたっけ?

まあどちらでもいいですけど。

とにかく最初は最弱の「国分」から攻め込み、軍隊が充実している「最上」「佐竹」辺りは最後に回して取れるところから取っていくしかありませんね。

ということで、今回は終わりにします。