この頃から発売されるゲームジャンルの種類も増えてきましたよね。
ポートピア連続殺人事件
ポートピア連続殺人事件は1985年11月29日にエニックスより発売。
このゲームはファミコン初の本格的なアドベンチャーゲームですね。
それまではほぼ全てがアクションゲームでしたので、画面中文字だらけのゲームを見たのも初めての経験でした。
ゲームデザインは、ドラクエシリーズを作ったことでも有名なあの堀井雄二さんが担当しています。
堀井雄二さんと言えば、ファミコン世代、ドラクエ世代のゲーマーにとっては神様のような存在ですね。
さてこのポートピア連続殺人事件、久しぶりにプレイしてみましたが、さすが堀井雄二さんが作っただけあって作り込みが丁寧です。
どこかのミシシッピー殺人事件とは大違いです。
どちらもひらがなしか使っていないのに、文字の読みやすさからして全然違います。
ジャレコさんもフォント選びくらいは、もっとしっかりしてほしいものですね。
話は逸れましたが、残念ながらこのゲームはいつの間にか犯人がネタバレして超有名になってしまいました。
いわゆる「犯人はヤス」というやつですね。
これがあまりにも有名になり過ぎてしまい、このゲーム以降「事件の時はまず身内から疑え」という意味で使われる言葉になってしまいました。
個人的には犯人が分かっている状態でプレイしましたが、証拠もないままいきなり目の前の部下を逮捕できるわけもなく、結局犯人は分かっていても未だにクリアできていません。
グラディウス
グラディウスは1986年4月25日にコナミより発売。
このゲームくらいになると、ファミコンソフトも初期というより中期に入ってきた感覚です。
実はファミコンが発売されてから、まだ3年も経っていない時期なんですけどね。
それはいいとして、このグラディウスは実に出来の良いゲームです。
元々アーケードのゲームだったようですが、これは相当上手に移植されたと言っても良いのではないでしょうか。
個人的には未だに横スクロールシューティングならグラディウス、縦スクロールシューティングならゼビウスが真っ先に思い浮かびますね。
まあファミコンで横スクロールシューティングはそれほど出ていないかもしれませんけどね、他に思い付くのは「フォーメーションZ」くらいです。
あれはゲームの面白さはグラディウスの足元にも及びませんが、飛行機からロボットに変身するシーンだけはカッコ良かった…。
話を戻しますとこのグラディウス、ファミコンゲームとは思えないくらいグラフィックがキレイです。
あとはちょうど良い難易度、それほど難しくもなく、それほど簡単でもなく、赤いカプセルを取って順番にパワーアップしていけば意外にサクサク進めます。
ちなみに個人的に好きな面は、3面のモアイと5面の触手です。
泡を吐くモアイの口にオプションを突っ込ませて、レーダー打ちまくりで破壊するのは快感ですよね。
あのムダにデカくて固い触手を倒した時の音も快感です。
そう言えばいきなり装備フルマックスにする裏技もありましたよね、禁断のコナミコマンド「上上下下左右左右BA」です。
もうずいぶんやっていないのにこのコマンドを未だに覚えているというのは、一体どれだけこのコマンド使っていたんだということですね。
まあこんなコマンドなど使わなくてもすぐに装備フルマックスにできましたけどね、昔なら。
スパイvsスパイ
スパイvsスパイは1986年4月26日にケムコから発売。
ゲームの内容は名前の通り、スパイとスパイの戦いになります。
相手のスパイより先に「設計図」「パスポート」「金」「鍵」を入手して、飛行機で脱出するのが目的です。
しかしこれらのアイテムは同時に持てませんので、先に「カバン」を取っておく必要があります。
戦う舞台は建物内部になりますが、建物にはいくつもの部屋があります。
各部屋には机、タンス、引き出し、棚などが置いてあり、そのどこかに先ほどのアイテムが隠されています。
なので片っ端から机や棚を開けて探していくわけですが、それが一筋縄ではいきません。
その理由は机、タンス、引き出し、棚、ドアなどには罠を仕掛けられるようになっているからです。
もし罠を回避するためのアイテムを持っていない状態で、罠にかかると死んでしまいます。(制限時間が30秒減った状態で復活)
というような流れですが、このゲームはコンピュータと対戦するより人間と対戦した方がより楽しめます。
特に相手が自分の仕掛けた罠にかかって死んだ時などは、大笑いしたくなるほど気持ちいいですね。
まあ大笑いするとケンカになりますので、そこそこにしておいた方がいいでしょうけど。
ただ自分がどこに罠を仕掛けたか忘れてしまって、自爆することもしょっちゅうですけどね。
仕掛けられる罠は全部で4種類ほどありますが、個人的に好きな罠はスプリングですね。
相手が引っかかると、スプリングで弾き飛ばされてボヨヨーンと吹っ飛んでいくのがめちゃくちゃ気持ちいいですね。
ドアが開いていると、壁にぶち当たるまで飛ばされ続けるのも快感です。
そして何より、相手が罠にかかった時の意地悪そうな笑い方がいいんですよね。
ということで、今回は終わりにします。