これを読めば、ハローワークの求職活動実績を簡単に作る方法が分かります。
失業保険受給には求職活動が必須
ハローワークで失業保険をもらうためには、原則として認定日までに2回以上の求職活動の実績が必要です。
求職活動の内容については難しく書いてありますが、ざっくり書くと次のようなことです。
- 求人への応募
- 職業相談
- 各種講習、セミナーの受講
- 国家試験、検定等の受験
認定日の間隔は4週間ですが、その間にいずれかの求職活動を延べ2回以上しなくてはいけません。
求職活動していない場合は、その期間の求職活動は認定されず失業保険は給付されません。
もしそうなった場合、給付日数は減りませんが次の認定日まで給付が延期されてしまいます。
しかしいきなり求職活動しろと言われても、最初は何をやっていいか迷うんですよね。
特に求職活動が初めての方やしばらくのんびりしようと思っている方にとっては、けっこうな重荷になるのではないでしょうか?
自分も最初はそうでした。
しかしサボっていては、もらえるものももらえません。
ということで今回は自分の数ヶ月の経験から、求職活動実績を簡単に作る方法について書いていきます。
1番簡単なのは職業相談
自分の経験から言うと、求職活動実績を1番簡単に作れるのは職業相談です。
相談したいことがなくてもOK
ハローワークで職業相談すると聞くと、一見難しそうな印象を受けますよね?
確かに真剣に次の就職先を探している人は別として、失業保険目当ての人は特に相談したいことなどないと思います。
自分もそうでしたので、最初は行く前に質問をいろいろ考えました。
しかし結論を言ってしまうと、ハッキリ言って特に何も考えて行かなくても全く問題ありません。
相談が始まったら、職員に年齢と希望する職種を伝えて最新の求人情報を印刷してもらえばOKです。
印刷してもらったら「持ち帰って検討します」と言えば、それで終わりです。
自分の場合はそれすら面倒くさくなって、もう最後の方は「最近の求人はどうですか?」などと職員に問いかけていました。
そこからしばらく世間話をして、最後にハンコをポンと押してもらって「はい、おしまい」という感じでしたね。
それくらいでもハンコは押してくれます。
職員も協力的
職業相談に来た人が真剣なのかそうでないのかは、職員の方も分かると思います。
認定日の前日や当日に来た人などは、間違いなく後者だと思われているでしょう。
認定日の前日なら回数不足で慌てて来たのがバレバレですし、当日なら認定のついでに回数稼ぎに来たと思われますからね。
しかし仮にそう思われていたとしても、職員がいちいち突っ込んでくることはまずありません。
毎日何十人も相手しているわけですから、それくらいはもう慣れっこでしょう。
自分は認定日の前日に行った時に、座るとすぐに「ハンコ押せばいいですか?」と聞かれたこともあります。
まさかいきなりそう言われるとは思っていませんでしたので、「いやいや、相談があるんですけどね」と言ってしまいましたが。
まあハンコを押し渋る職員は見たことありませんね。
職業訓練説明会も簡単
どうしても職業相談したくないという方は、セミナーに参加するのがおススメです。
電話で予約するのが確実
毎月ハローワークで開催しているセミナーには、次のようなものがあります。
- 就職支援セミナー(基本型・演習型)
- 職業訓練説明会
その他にもありますが、そのほとんどは定員制で人数制限があります。
その時の失業者数にもよりますが競争率はけっこう高めで、受付後すぐに定員に達してしまう場合もあります。
自分も申し込もうとした時に、既に定員オーバーになっていたことがありました。
そうなると求職活動の予定が狂ってしまうんですよね。
そうならないためのコツとしては、ハローワークのホームページでセミナー開催日時を逐一チェックすることです。
ハローワークでは1ヶ月ほど前にはスケジュールが出ますので、参加希望するセミナーがあればすぐに申し込みしておきましょう。
申し込みはハローワークの受付でもできますが、一番手っ取り早いのは担当部署に直接電話してしまうことです。
受付開始日に電話すれば、問題なく申し込みできると思います。
職業相談もすれば一石二鳥
ハローワークにはいろいろなセミナーがありますが、1番簡単なのは職業訓練説明会に行くことですね。
この説明会では、生徒を募集している職業訓練学校が順番にプレゼンしていきます。
言ってみればこちらはお客さんみたいなものなので、時間までに部屋に入ってただ座っているだけでOKです。
プレゼンが終わった後も担当者が待機していますので、興味のある訓練が見つかれば詳細を聞いても良いかもしれません。
もし職業訓練したいなら、職業訓練受講給付金をもらうことも可能ですからね。
会場がハローワーク内なら、ついでに職業相談して帰れば求職活動が2回になり一石二鳥です。
1日で1ヶ月分のノルマ達成となります。
まあどうしても職業相談がイヤなら仕方ありませんが…。
急がなくても大丈夫
失業保険の受給可能期間は、会社を辞めた次の日から1年間です。
それを過ぎると、まだ受給可能日数が残っていても残りはもらえません。
しかし逆の言い方をすれば、1年以内ならいつでも受給できるということです。
なので、期間に余裕のある方は認定日の1回や2回すっ飛ばしても問題ありません。
その時は再開したい時にハローワークへ行けば、また新しい認定日を設定してくれます。
なのでしばらくのんびりしたいという人は、自分のペースで失業保険を受給することも可能です。
ただし次の就職先が決まるともらえなくなってしまいますので、早くもらっておいた方がいいと思いますが…。
まあいずれにせよ、再就職を希望している人は早く就職した方がいいと思いますけどね。
ハローワークだけでは不安な方はdodaキャンパスにでも登録して、企業からのオファーを待つという作戦もあります。
ということで、今回は終わりにします。