【ノーセルリバランス】インデックス投資で積立投資と比較検証(23回目)

前回からの続きです。

積立投資とノーセルリバランス

自分はインデックス投資していますが、複数のファンドを買う時に積立投資するのはあまり好きではありません。

もちろんひとつのファンドだけなら積立投資でいいと思いますけどね、あくまで複数のファンドの場合です。

なぜ複数のファンドを買う時に積立投資するのが嫌いかというと、それはノーセルリバランスしたいからです。

リバランスというのは、簡単に言うと価格の変動によって崩れた資産割合を最初の資産割合に戻すということです。

相場は上がったり下がったりしますからね、複数のファンドを持っている場合は時間が経つにつれて資産割合が崩れてしまいます。

リバランスの具体的な方法としては、安い方をたくさん買ったり高い方を売ったりして資産割合を調整するのが一般的です。

しかしリバランスのために高い方を売ってしまうと、売却益に対して約20%ほどの税金を取られてしまいます。

なので安い方をたくさん買うことだけでリバランスできるなら、そちらの方が良いということになります。

それが、先ほど書いたノーセル(売らない)リバランスというわけです。

個人的には積立投資するよりも毎回ノーセルリバランスした方がパフォーマンスが良くなるのではないかと考えていますが、あまり変わらないという記事も見かけます。

ならば自分で実際に試そうということで、積立投資とノーセルリバランスでどのくらいパフォーマンスが変わるのかを永続的に見ていこうと思います。

比較方法と投資金額

まず、購入するファンドを決めます。

できるだけ古くから存在して、代表的な資産クラスが全て揃っているファンドがいいですね。

ということで、老舗の<購入・換金手数料なし>ニッセイシリーズを使用します。

  • 国内株式
    <購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド
  • 先進国株式
    <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
  • 国内債券
    <購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド
  • 先進国債券
    <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド
  • 国内リート
    <購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド
  • 海外リート
    <購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド

購入開始は2016年3月からで、3ヶ月ごと(3月・6月・9月・12月)の25日に買い付けます。

毎回の予算は6万円として、積立投資は各ファンド1万円ずつ投資、ノーセルリバランスは都度計算して投資配分を決めます。

ノーセルリバランスの計算に使う基準価格は25日の9時のものですが、実際の購入は国内1営業日後、海外2営業日後になります。

なので多少ズレが生じますが、それは仕方ありませんね。

投資成績

2021年12月25日時点での投資成績です。

これまでに23回買い付けしています。

積立投資

まず積立投資ですが、2021年12月25日時点では下記のような結果になりました。

資産保有数量(口)平均取得価額(円)取得総額(円)基準価額(円)時価評価額(円)評価損益(円)
評価損益(%)
国内株式217,50510,574.47230,00013,974303,941+73,941+32.15
先進国株式153,97714,937.30230,00026,148402,619+172,619+75.05
国内債券219,32110,486.91230,00010,475229,739-261-0.11
先進国債券205,58911,187.37230,00012,457256,102+26,102+11.35
国内リート142,04616,191.94230,00020,285288,140+58,140+25.28
海外リート159,69414,402.54230,00020,783331,892+101,892+44.30
合計1,380,0001,812,433+432,433+31.34

前回2021年9月25日からの増減は下記のようになりました。

資産保有数量(口)平均取得価額(円)取得総額(円)基準価額(円)時価評価額(円)評価損益(円)
評価損益(%)
国内株式+6,864+130.16+10,000-616-3,384-13,384-7.54
先進国株式+4,128+255.85+10,000+1,943+39,909+29,909+10.18
国内債券+9,543-0.37+10,000-9+9,808-192-0.08
先進国債券+8,139+45.31+10,000+159+13,278+3,278+0.97
国内リート+4,817+160.34+10,000-251+6,327-3,673-2.82
海外リート+5,381+145.81+10,000+1,914+40,719+30,719+11.95
合計+60,000+106,657+46,657+2.11

2021年12月25日に買い付けた金額は下記のようになります。

積立投資なので、全て均等に10,000円ずつです。

  • 国内株式:10,000円
  • 先進国株式:10,000円
  • 国内債券:10,000円
  • 先進国債券:10,000円
  • 国内リート:10,000円
  • 海外リート:10,000円

ノーセルリバランス

次にノーセルリバランスですが、2021年12月25日時点では下記のような結果になりました。

資産保有数量(口)平均取得価額(円)取得総額(円)基準価額(円)時価評価額(円)評価損益(円)評価損益(%)
国内株式201,92210,319.28208,36913,974282,166+73,797+35.42
先進国株式121,58013,617.78165,56526,148317,907+152,342+92.01
国内債券278,76710,487.40292,35410,475292,008-346-0.12
先進国債券237,66011,287.05268,24812,457296,053+27,805+10.37
国内リート142,34815,911.50226,49720,285288,753+62,256+27.49
海外リート160,11513,675.61218,96720,783332,767+113,800+51.97
合計1,380,0001,809,654+429,654+31.13

前回2021年9月25日からの増減は下記のようになりました。

資産保有数量(口)平均取得価額(円)取得総額(円)基準価額(円)時価評価額(円)評価損益(円)
評価損益(%)
国内株式00.000-616-12,438-12,438-5.97
先進国株式+1,297+114.29+3,141+1,943+26,762+23,621+12.76
国内債券+18,782-0.59+19,682-9+19,440-242-0.08
先進国債券+15,986+72.07+19,641+159+23,438+3,797+0.71
国内リート+8,447+305.86+17,536-251+13,774-3,762-4.11
海外リート00.000+1,914+30,646+30,646+14.00
合計+60,000+101,622+41,622+1.74

2021年12月25日に買い付けた金額は下記のようになりました。

12月25日の時価評価額を元に、自作の表計算ソフトで計算しております。

  • 国内株式:20,200円
  • 先進国株式:0円
  • 国内債券:13,447円
  • 先進国債券:10,672円
  • 国内リート:15,681円
  • 海外リート:0円

結果検証

まず2021年12月25日時点での、ノーセルリバランスから見た積立投資との差分を下記に記載します。

資産保有数量(口)平均取得価額(円)取得総額(円)基準価額(円)時価評価額(円)評価損益(円)評価損益(%)
国内株式-15,583-255.19-21,631-21,775-144+3.27
先進国株式-32,397-1,319.51-64,435-84,712-20,277+16.96
国内債券+59,446+0.48+62,354+62,269-850.00
先進国債券+32,071+99.68+38,248+39,951+1,703-0.98
国内リート+302-280.44-3,503+613+4,116+2.21
海外リート+421-726.94-11,033+875+11,908+7.67
合計-2,779-0.20

まず一番大事な評価損益を比較すると、ノーセルリバランスの方がパフォーマンスが悪いという結果になっています。

前回の時点ではノーセルリバランスの方が+2256円(+0.17%)だったのに、とうとう逆転されてしまいました。

残念と言えば残念ですが、ここまで株式・リートが好調だと仕方ありませんね。

しかし、まだまだ誤差の範囲だと言えるでしょう。

ノーセルリバランスの特徴として顕著なのは、次のようなことです。

  • 株式・リートの取得総額がかなり少なくなり、平均取得価格も下がる
  • 債券の取得総額がかなり多くなり、平均取得価格が若干高くなる

株式と債券の増減がもう少し均衡してくれればいいのですが、ここ最近は先進国株式と先進国リートがちょっと上がりすぎですね。

このままずっと先進国株式と先進国リートが上がり続けるなら、リバランスする意味がなくなってしまいます。

それどころか「債券買う必要ないんじゃない?」という発想にもなりかねません。

しかし個人的にはいつか流れが変わる時が来ると思っています。

そうなった時は当然リバランスが効いてきますので、その時のためにまだまだ検証を続けていきます。

次回は3月25日の結果を見ることにします。

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